今朝、目覚めると、体は動くのだが、どうも落ち着かない。何だか落ち着かないのだ。
それでも午前中はなんとかやり過ごし、昼過ぎから取材先での写真の編集に取り掛かった。
それがいけなかったようだ。途中いきなりグッタリしてきたので、強めの薬をまた飲んで横になった。
夕方、母が親類のお通夜に参列すると言うので、送る約束をしていた。
・・・が、寝てしまった。
起きてみると、外はもう暗い!!
え?っと思いガバッと起きて部屋を出たが、母の姿はもうない。外はどしゃ降り。
「やっちまった…」とガックリきてるところに母が外から戻ってきた。
お通夜で使うものを近所の店に買いに行ってたとのこと。
「ごめん、すぐ準備するから」と慌てて仕度をした。
「一晩中やってるんだから慌てなくてイイよ」あたふたと用意している僕に母は言ってくれた。
二人でクルマに乗り込んで出発。場所は同じ市内だからそう遠くない。
頭ん中は「寝過ごした」という思いでいっぱいだった。
どのルートで行けば早いか、曲がり角に小学校の案内板があったところからだな…。
頭の中でグルグルと考えが走り回っている。まさに注意散漫。

しかし、ふと気が付いた。パニクってないのだ。
外はまだどしゃ降り。対向車線は渋滞中。横道から出てくる車もある。
時間を気にしながら、ルートを考えながら、そのすべてに自分が反応している!
…いったいどういう事なんだ?

いつもならパニクッてる状況のはずなのに、今日は違う。この差は何だろう。

ふと頭の中に浮かんできたのが「注意障害」のことだ。
「遂行機能障害」と言って、僕は2つ以上のことを同時に出来ない症状がある。
たとえば、クルマの運転中に隣で母に全く違うことを聞かれると、途端にパニクる。

ひょっとして…「注意障害」は“注意散漫”ではなく、ある一点のみに異常に集中し過ぎることなのか?
それがあるから「遂行機能障害」が加速されてるのではないかと考えた。

クルマの運転は“注意散漫”でないとできない。
対向車、後続車、進入車、通行人、天気、信号、横断者、スピードメーター、道に飛び出てくる猫…。
それらにすべて反応してはじめて事故を起こさず運転ができる。
一点に集中してはいけないのだ。

今の僕は、まさに注意散漫。注意障害の真逆だ。
だから頭の回転もいつもより速く、パニクりもしない。

「高次脳機能障害」の副産物のひとつに“知能指数の上昇”というものがある。
僕自身も検査でそれが確認されたが、「遂行機能障害」のために、それがまったく生かされなかった。
しかし、今日はそれが生かされている。とにかく反応が速い。

自分の障害における対応策が一つ見つかった気がした。
集中し過ぎてはいけない。
忘れないように書いておこう。
 
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