引っ越しは大変だけれど、


良い機会だからこの際とことん自分の内面も見つめ直すことにした。


根深いコンプレックスがある。


それは、


ディズニーランドに良い思い出が無い。


若い時から彼氏や旦那だった人にもきちんと連れて行ってもらったことが無い。


それを最初から書くとかなり長くなるから、ここでは省略する。



関東近郊に住んでいて付き合っている彼氏に、


「私をディズニーランドに連れて行って!」


と、言ったことが無い女性は少数派なんじゃないか。



全員とは言わないけど、それなりの年齢の女性なら一度はこの台詞言ったことあると思う。



自分もちろん言った。



そりゃあもう何度も何度も、彼氏が変わるたび言った。


この後に及んでしぶとく昨年まで言っていた。



なぜこんなにディズニーに行きたいのだろう。



並ぶの嫌いだし


乗り物興味ないし 


ディズニーキャラクターとか全然どうでもいいし



興味ない事のためにわざわざ浦安まで行きたくないし


どうせ千葉行くなら館山とか行きたいし 




それでもSNSで見る、家族や彼氏とディズニーへ行った友人達の様子は楽しそうでキラキラしていた。



誕生日やGWにディズニーへ行く女友達たちは費用も全額彼氏持ちで、



二泊三日ランドとシーに行って泊まるホテルもミラコスタかランドホテルだった。



それは私が得られない類の幸せだった。

家族や恋愛から得る愛情を象徴する場所。

それがディズニーランドだった。



私もあそこへ連れて行ってもらえばみんなのように幸せになれる気がした。



気の迷いで昔の彼氏のSNSを見ると(見なきゃいいのに)


私とは行かなかったのに今の彼女とは行っている。


悔しくて悲しくてその晩、38度の熱が出て三日間寝込んだ。



よりを戻したいなんて全く思わないけど、



プライドがズタズタに傷ついて悔しくて悔しくて悔しかった。


こういう事があるから元彼のSNSなんて見ないにこしたことない。


良い教訓になった。




どうしようもないフラストレーションを解消するために仕事や習い事に打ち込む。



打ち込むとそれなりに成果はあがる。



成果があがると人から褒められて認められる。



でもそれは心から私が求めている承認じゃない。



私はSNSの中のあの子たちみたいに、死にもの狂いの努力なんかしなくても、


ディズニーランドへ連れて行ってもらえる誰かの彼女になりたかった。


楽しくみんなでディズニーに行ける家庭で育ちたかった。



多分もう10年以上このテーマで苦しんでる。


長すぎだし我ながらいい加減しつこいし何より私本人が苦しい。


そんなに行きたいなら、


友達と行けばいいじゃん→求めているのはそれじゃない。


いったん一人で行ってみたらどうだろう→めんどくさいのと、そのお金で化粧品かCD買いたい。


つづく