過度なストレスで胃が痛くなるなど、心と体が密接に結びついていることは、多くの人が何となく感じているところだと思います。心の変容によって、病気が治ったり、状態が良くなる例も聞きます。
大リーガーの大谷翔平選手が感銘を受けたとされる中村天風氏は、若い頃病に悩んでいましたが、心の持ち方を積極的に変えたことで、病を治して(治って)しまったそうです。
☆以下の本には、心から病を治すヒントが詰まっています。
『運命を拓く』講談社文庫 講談社 中村天風著
『シーゲル博士の心の健康法』 新潮文庫 新潮社 バーニー・S. シーゲル著
『癌が消えた 驚くべき自己治癒力』 新潮文庫 新潮社 キャロル・ハーシュバグ著
『がんのセルフ・コントロール: サイモントン療法の理論と実際』創元社 カール・サイモントン著
サイモントン療法とは、リラックスとイメージ法により体を治そうというものです。パックマンのように、白血球ががん細胞をパクパク食べるイメージを描いて効果があった例などが挙げられています。
☆もう少し総合的に医療、食事、運動なども含め、どのようにガンに対峙したらいいかの参考には、こちら。
『ガンに打ち勝つ患者学―末期ガンから生還した1万5000人の経験に学ぶ―』実業之日本社 グレッグ・アンダーソン著
『がんに効く生活―克服した医師の自分でできる「統合医療」―』日本放送出版協会 ダヴィド・S.シュレベール著
『がんが自然に治る生き方―余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと―』 プレジデント社 ケリー・ターナー著
『がんが消えていく生き方―外科医ががん発症から13年たって初めて書ける克服法―』ユサブル 船戸崇史著
13年前に腎臓がんを発症した著者の船戸崇史医師。様々な生活習慣の改善で、再発防止を図りました。
☆免疫力、自然治癒力を高める
帯津良一先生や安保 徹先生の著書は沢山ありますので、検索してみて下さい。
☆漢方
『末期ガンなのにステーキを食べ、苦しまずに逝った父』 講談社 黒岩祐治著
この本の中で紹介されている漢方の先生に、実際にお会いして家族のがんについてお願いしたことがあるのですが、先生と対峙するだけでこちらの気が活性化して体中を巡るような感覚がありました。
漢方薬はこの先生から出して頂いた冬虫夏草や薬湯、他の漢方薬局で処方されたものを使い、さらに気功も受け、結局どれが効いたのかはわかりませんが、何も食べられなかった膵臓がん末期の父が、1日だけ調子が良くなり、家族ですき焼きパーティーにビールを楽しみました。あるいは、私達のために無理をしてくれたのかも知れませんが…。
☆玄米菜食
『論より証拠! ガンをなおす「いずみの会」式玄米菜食』花伝社 中山 武著
著者の中山 武氏(NPO法人「いずみの会」代表)は、食事療法でがんを退縮させたとのこと。
☆食事や、ビワの葉温灸などの自然療法
『家庭でできる自然療法―誰でもできる食事と手当法―』あなたと健康社 東城百合子著
病人(普通の人にも)に良い食事や自然療法が沢山載っています。
胃弱とがんの経験から、肉や油や乳製品や砂糖等の摂り過ぎが胃腸に負担だと、私は体でひしひしと感じています。美食は舌が喜びますが、内臓には重荷かも知れません。特に病気の人には。
新しい本も色々発行されていると思いますので、上記にこだわらず、皆さんが良書に巡り合われることを祈っています。