華氏911のマイケル・ムーア監督の映画。別に有名じゃないけどテーマがおもしろそうだったので見ました。
利益を伸ばしているにもかかわらず、生産拠点を海外へ移転してコストダウンする大企業。国内に残るのは不当解雇された失業者たち。
いきなり工場の閉鎖が知らされるのだからたまったもんじゃない。
ただでさえ低賃金の工場労働を人々はやってきたのに。。。
ストを行ったことはなく、50年勤めたという女性もいた。
これがアメリカか。
これが資本主義か。
そう、これが資本主義なのかと考えさせられる。
ムーアは言う。
企業が好きな言葉は株主と収益。株主のためと言って利益追求を肯定している。
「ふざけるな。ここは民主主義の国だ。憲法に収益だとか株主だといった言葉は出てこないじゃないか」
うん、その通りだ。
倫理を失った企業の過度な利益の追求は貧困者に不幸をもたらすのだと切実に感じさせられる。
企業の競争の過熱が行き着く先は、勝者の独占だと思う。
そこには地元の小さなお店とか商店街が生き残る術はない。
これ以上に均質的で退屈な世の中なんてないじゃないか。
人々の生活を壊すという意味で「大企業が収益を上げているのに更なる躍進のために解雇するのは経済的テロリズムだ」というのも説得力あったなあ。
10年前の映画とは言え、資本主義の行き詰まっている現代だからこそ、深く考えさせられる内容だったと思う。
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