「ユリゴコロ」 沼田まほかる著


ある一家で見つかった『ユリゴコロ』

と題された4冊のノート

それは殺人に取り憑かれた人間の

生々しい告白文だった

この一家の過去にいったい何があったのか

絶望的な暗黒の世界から一転

深い愛へと辿り着く




『何をいまさら』って感じだけど

こじゃれたカフェを営む元カノからのおすすめ
なので

当然映画も観てません

イヤミスの女王というのが3人いるそうです

『イヤミス』とは

嫌な終わり方をするミステリーだそうです

湊かなえ 真梨幸子 沼田まほかる

沼田まほかるさんのこの作品に限っては

終わりは爽やかでした

最初は気持ち悪かったけど

それにしても後頭部にコブがある人が連続殺人犯になるとは思えないけど




また、どうでもいい話

今まで生きてきて

シングルマザーと出会う(ようするに恋愛感情)

機会が3度あった

付き合おうかどうしようかって時に

3人が3人とも

自分のいま置かれている状況についての説明があった

子供が1人または複数いて

仕事がキツくて、稼ぎが少ない

いま病んでて、生活保護で

などなど

男子からすると背筋が凍るような話だが

説明後に何の話も出てこない

これは知り合ってどのくらいの仲なのかにもよるのかもしれないけど

『それでもいいの?』

『だから面倒みてね』

『とりあえず今困ってるの』

などといった鋭い牽制球は投げてこない

ある意味日本人女性のいいところなのか?

セックスをしたか、まだしてないかにもよるのか?

自分はまだ若かったし、度胸も、本当の愛も知らなかったので

3回とも逃げ出した

今なら受け入れられるかもしれない



それなりに年齢と経験を重ねたから