「蠅の王」 ウィリアム・ゴールディング著

1983年 ノーベル文学賞受賞


疎開する少年たちを乗せた飛行機が

南太平洋の無人島に不時着した

生き残った少年たちは、リーダーを選び

助けを待つことに決める

大人のいない島での暮らしは、当初は気まま

で楽しく感じられた

しかし、なかなか来ない救援やのろしの管理を

めぐり、次第に苛立ちが広がっていく

そして暗闇に潜むという〈獣〉に対する

恐怖がつのるなか、ついに彼らは互いに

牙をむいた




誰もが一度は思い浮かべる南の島でのサバイバル物語

現代版『十五少年漂流記』

物語はいたって単純

単純な物語だからこそ

表現するのがとても難しい

ノーベル賞作家はいとも簡単に成し遂げる

無人島サバイバルものとしては必読だと思います



どうでもいいけど今日の昼休みに

会社で和歌山県で起きた三角関係のもつれからの殺人事件についての話しがあった

登場人物たちは

男が80歳の老人 67歳の熟女 64歳の熟女

80歳のおじいさんが交際中の67歳の恋人宅にいたところを刃物を持った64歳のもう一人の交際相手に刺された

おじいさんは重体 

67歳の熟女が亡くなった

ひとまわり以上も年下の女性との痴情のもつれ



80歳にもなって、自分はなんとも羨ましいと思った

刺されて死んでも悔いはないとも思った

『ジジイやるな!』

女子社員3人のうち2人は『気持ち悪い』

と言っていた

『エロじじい刺されて当然だ』とも

女子の立場からすれば、そうなんだろうなあ



どうせ死ぬなら、こんな風に死にたいなあ

やっぱり羨ましいよ