13日の晩、旦那が帰ってきたら、
質問してやろうって思って、考えていた。
でも、なかなか言えないもんだ。
ドキドキして、
息が荒くなる。
私は何も言えず、
旦那はご飯を食べ終え、お風呂に入る。
私はこのドキドキをなんとかしたく、他のブログを見ていた。
旦那はお風呂からあがってくる。
私は無言でパソコンに向かっている。
少しして、私はパソコンの電源を落とした。
「寝るか。」
「うん。」
そして二人で寝室行く。
そのまま布団に入り、電気を消す。
私は息を整えて、話をし出す。
「怒ってるの?」
「怒ってないよ。」
旦那の声は穏やかだった。
「なんで?」
「機嫌悪そうに見えたから。」
「だって、何にも言わないし、何考えているかわからない。
どうなの?」
「うまく言葉には表わせない。」
「ふーん。
今日さ、データ確認したよ。」
「△月□日(娘ちゃんの生まれた日)の6時っていうのがあったんだけど。
病院でそういうことしてたわけ?」
「覚えていない。」
「なんで覚えてないの?
何気ない一日じゃないよね?
ちなみに前日の夜7時半にそのフォルダできてるんだけど?
たぶん夜ご飯食べに行った時だと思うんだけど。」
「・・・・」
「ほんと、自分の奥さんが苦しんでるそばで、
よくそんなことができるよね。」
なんか、涙が出てきた・・・。
「・・・・」
「なんで機嫌悪そうに見えるのか、
そうやってかえるさんに責められるって思ってたから・・・」
「・・・・」
「もう、わけわかんないよ。
キレられるし、なんにも言わないし。
キレたことは謝ったけど、それ以外は謝ってないよね?」
「・・・・・
見られて、すごい恥ずかしいし、
申し訳ないと思ってる。
俺は、やっぱ、
かえるさん、娘ちゃんが大切で・・・
許してくれなんて思わない、
けど、
チャンスをくれないか・・・」
「・・・・」
「手、にぎっていい?」
私の布団の中に、旦那の手が入ってくる。
でも、私は握ったりしなかった。
「うぅぅ・・・」
涙ぐんでるみたい。
「ほんと、情けないよ。」
「ううぅ・・・」
「AVの人ならわかるよ、
胸も大きし、体もきれいだし、
私はもう勝てないもん。
でもさ、素人の人とかってどうなん?
制服着た子とかさ、いっぱいじゃん。」
「ふぇ~ん」
恥ずかしいらしい。
「もうさ、私はどうしていいかわからないよ。」
「この前のけんかでさ、
休みの日も仕事のこと考えてるって、
それで、そんなエロいの見てて、
私なんていなくてもいいんじゃないの・・?」
「そんなことない!
かえるさんがいないとさ・・」
「ご飯さえ作ってくれる人さえいれば
私なんていてもいなくても同じじゃなかって思う。」
「そんなことはないって!・・・」
時間が少したった。
「もうないよね?
隠してることとか。」
「ないよ、あれだけ・・」
「風俗とかないよね?」
「そんなの一回も行ったことない。
女の人、かえるさん以外ほとんど知らないよ。」
「うん、わかってる。
そういうの潔癖な感じだもん。」
「もうさ浮気とかされるよりはマシだって思うしかないよね・・」
「・・・・」
「ネット見てるとそういうの、ほんといっぱいあるからさ・・
それよりは、家はまだマシだってさ・・」
それから私は一度お茶を飲みに行った。
二階へ戻り布団へ入る。
しばらくすると
旦那の寝息が聞こえてきた。
私もいつの間にか眠っていた。