ビーバーと野うさぎ2 つづき、、、 | 古民家そより

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Iターン夫婦が南信州の古民家を活用して半農×半体験宿をめざして必死こいてます。


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前回時期のつづき。


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わぁ、
なんてことだ、、、。




野うさぎの右の前足が、、、、、ない!!



うわぁ、、しまったぁ!


ううぅっ、、。ごめん、、ごめんよぉおお!


右前脚があったであろう周りのふさふさの柔らかい毛がなくなり血がにじみ、白っぽい肉が露出しています。


付け根からそっくり足がなくなってる、、、。


うぅぅう、、ごめんよ、ごめんよ。


すると、野うさぎはしゃがみこんで愕然とする僕の両手からピョンと飛び出し、、再びごそごそと草の中へ
入っていこうとするではありませんか、、、。

あ、やばいこれ以上入って行ったら見失う、、、。


僕は、、、


ああっ!このままじゃ野うさぎは苦しんで死んじゃう。

と思い、

ビーバーをガシッっとつかんで思いっきりスターターを引きエンジンをフル回転。


いっそひとおもいに野うさぎを絶命させようとビーバーを振りかぶったのです。





と、、、、


そこで、はたっと我に返り、、、、。


いやいやっ! あかんっあかんっ!!

おれは何をしてるんやっ!


なんとかしないと!


とあわててビーバーのエンジンを止めたのです。


と、とんでもない奴やなぁ、、、おれ。
あわててたとは言え、、、ビーバーで切り殺そうとした、、、。
ひどい、、今思い出しても、、ひどい。



僕は、もう一度、野うさぎを拾い上げ、、、


急いで家に戻って嫁に相談しようと軽トラに戻りかけると


向こうのほうから嫁が歩いて畑に向かってきていました。


「おーーーい、えらいこっちゃあー。やってもーたー!」


これまでの出来事を嫁に話すと、、、


「早く動物病院さがさんと!」


「そ、そやな!」



嫁が持っていたタオルの上にそっと野うさぎを渡し、急いで家に戻ります。


野うさぎはもうあまりふるえていなくて、なぜか出血もほとんどありません。


大丈夫かなぁ大丈夫かなぁ、、、と二人で言いながら、、、、。


家に着くと急いでネットを立ち上げ近くの動物病院を調べて、、TEL。


病院側は見てみないと分かりませんがこの場合治療するということは、今後責任を持って飼うということですよ、、。


と、、。


「はい。そのつもりです。」


嫁も同意してくれています。


そして僕たちはその動物病院へ向かいました。


タオルがひかれた小さな段ボール箱の中でじっとしている野うさぎ、、、。


ごめんよー、もうちょっとがんばってくれぇ、、。病院でみてもらおう。


30分ほどでしょうか、、、病院に到着。


受付の女性に先ほどのTELのものですと告げると、、。


先生を呼んでくれました。


先生「出血はどうでした?」

僕「えーーーと、、そんなにしなかったと思います、、、」

「先生「うーん、内臓までは損傷していないようなので何とか診てみます」

とのこと。


でも、今はほかの動物の手術中なのでそのあとになりますとのこと。


そして確か、、、すぐ何か注射を打ってくれたと思います。



少し時間がかかるのでお預かりしますねと言ってくださいました。


先生の口ぶりだと何とか大丈夫そうだったので


とりあえずどうすることもできず、、野うさぎは預けて帰宅することに。


「それでは処置できましたらご連絡します」とのことで受付で連絡先を言い病院を後に、、、。


帰りの車の中で

嫁に大丈夫かなぁというと、、

「できることはしたから、、、、」と、、、、。

「そうやな」


それにしてもひどいことしちゃったなぁ、、。
でも、たぶん、人によってはその場でシメて持って帰って食べちゃう人もいるんだろうなぁ、、
野うさぎはうまいって言ってた人いるなぁ、、、。

あぁ、、、うかつやったなぁ、、、。


あぁあ、、、。

しかも一回殺そうとしたなんてなぁ、、、。あぁ、、、。


と思いながら、、、落ち着かない感じで帰宅。



帰宅した家でもそわそわして、、、


なんだか、、何も手につかない、、、。




でも、少し時間がかかるって言ってたのでとりあえず何か作業しようと外にでてごそごそはじめました、、、。




すると、嫁が家の中から出てきて、
「今、病院から電話があった」


「え?時間かかるってゆうてたけど、もうおわったん?」


「うん、、それがね、、、、」


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またまた長くなったので次の記事につづく、、、、、、。