「洋さん!洋さん!洋さん!」
もう会えないかも知れない思い。
「洋さん!洋さん!洋さん!」
・・・
見覚えのあるロビー。
何度も訪れた劇場だ。
その扉を見れば、思い出されるのはシェイクスピア。
戦いや血や・・・愛憎渦巻く世界に連れて行ってくれる。
その横から、笑顔で現れるその人は・・・
高橋洋さん。
舞台上で、別人の「役」の世界を見せてくれる天才役者。
舞台を降りると、シャイを思わせる意外なほど小柄な人。
軽く挨拶して、階段へと向かっていく・・・
・・・
背中を見つめる。
不安が気持ちに入り込んできた。
気付いた時には叫んでいた。
「洋さん!洋さん!洋さん!」
驚くほど大きな声が出ていた。
振り向いて笑顔で去って行った。
背中を見つめる。
・・・
「洋さん!・・・ヨウさん・・・。・・・よ・・・うさ・・・ん・・・」
目が覚めて思った。
「あんなに大きな声で叫んで近所迷惑だったに違いない」
そしてこうも思った。
「夜中に歌いだすご近所さんがいたんだけど・・・あれも」
申し訳なくて思った。
「きっと寝言だったに違いない・・・そう、不可効力だった」
あなたの、
ホレイショーや、
マキューシオや、
サキチやバーゲットや、
イアーゴー・・・
本当に、目に・・・心に・・・耳に・・・脳に・・・焼き付いています。
もう、夢にみるくらい、あなたの芝居を待ちわびています。
たぶん同じ思いの芝居好きは・・・世の中にたくさんいます。
また舞台の上で拝見出来ることを・・・ずっと待つ人達が・・・。
注
今日の日記は「夢の話」です。実際は出待ちのようなことをしたり、洋さんに挨拶したりなんてことはございませんでした・・・残念ながら

・・・願望かも
