本年度創設された新しい部門が小学校高学年部門です。

学年は4年生〜6年生。

新しい部門なので、一般規則はどうなっているのか(例えば1チームの最大人数は?最小人数は?)とか、安全規則はどうなっているのか(例えばキックダブルは許されるのかとか、2層2.5段は許されるのかとか)は、全くわかりません。

チアリーディング協会のページを見ても、この部門に関しての一般規則や安全規則については、JAPANカップの時点になっても、まだ全く掲載されていませんでした。

というわけで、当日は、演技だけでなく、そのようなルールに関することも含めて、興味を持って拝見しました。

プログラムを見ると、多くのチームが20人でエントリーしていましたので、チーム人数は最大20名のようです。

昨年までの「小4〜中3部門」が8名以上16名以下でしたので、ジュニアチームによっては、小4〜小6の3学年だげで優秀な選手を20名も揃えるのは至難の業だったかもしれません。

しかし、小学生は中・高校生に比べて小柄ですので、20名で豪華に演技してくれたほうが迫力が出て、観客としてはより楽しめるので大歓迎とも思いました。

エントリーした8チームは全て、地区大会に出場した17チームの中に含まれていました。

これより、地区大会に出場することが本大会の出場条件であると思われました。

■あつぎチアリーディングチーム

地区大会で唯一200点超えの209.0をたたき出して、東京体育館に乗り込んできました。

ここ2〜3年で、より好きになったチームですが、このチームの4〜6年生だけの演技がどんなものになるのかは未知数でしたので、期待して拝見しました。

また、20名のチアというのも、あまり馴染みがなかったので、その点でも楽しみでした。

冒頭のバスケットトスは、3基のキックツイスト。

キックダブルではなく、シングルのツイストですが、キックするときに大きく開脚したため、一瞬空中でキックの姿勢で止まったように見えて、スケール感の大きさに圧倒されました。

センターと両側は時間差がつけてありましたが、両側2基の同期もバッチリでした。

そのあと、きびきびした動きが続き、センターで実施されたバスケットトスは、パイクジャンプのようなキメポーズと、何と言ったらよいかわからないのですがチャーミングで可愛いポーズの2つのキメポーズが提示され、洒落たスパイスが効いていました。

20人ですので、パートナースタンツは5基が基本のようでした。

5基が手をつないだ状態で、両脇のトップとセンターのトップが2回のスイッチ技を披露したところも見どころでした。

ダンスは、全員が黄色と赤の、やや蛍光色っぽく見える鮮やかなポンポンをシャープに振り回して踊りました。

このダンス、最高に好きでした。

まず、そのポンポンを拾うところからして、凝ってます。

ペアになったうちの1人が4個ひろって、そのうち2個をペア同士でフォークダンスみたいに回りながらポジションチェンジしてもう1人に渡すのです。

これには見とれました。

また、ポンポンで床を掃除するみたいにする大きな仕草では、クラクラっときました。

そして、ダンスの後半、後ろで高く上がり、大きな開脚も鋭いバスケットトスがあがったときに、前列の選手たちが踊る仕草(特に肩の動かし方や、ちょっとステップを踏むところ!)が小学生の女の子らしく可愛いかったのが今でも印象に残っています。そう、そのコントラストの鮮やかさが良かったのです。

私が思うあつぎの素晴らしさは、凄く難度の高い技をキレ良く決める一方で、決して無機的にならず、女の子らしい可愛らしさも共存しているところです。

さて、その「ほんわか」したダンス後半から、一転してスピーディなスタンツになり、効果音に合わせてピッピッピッっとトップが順に上がったり下がったりしたと思ったら、突然のエンディング!

急なスピードアップに加えて、もう一つくらい技がありそうと思わせておきながら、あっという間にフィニッシュのポーズが出来てしまい、潔く終わる。

この終わり方にも感心しました。

得点は、240.0点で、もちろん優勝。

それにしても、凄い点が出ました。

全員が小学生とは思えないような高いレベルの演技に圧倒されましたが、得点もそのとおりのものになりました。

JAPANカップにおいて初めて実施された小学校高学年部門の競技。

記念すべき第一回は、あつぎが素晴らしい演技で優勝し、最初の1ページを記したと言えると思います。

私も、その第一回に立ち会えて良かったという満足感にひたっています。

さて、本日の13:00からNHKのBS1でJAPANカップの模様が放映されます。ぜひノーカットで放映してもらいたい演技です。