今回の大会で、最も感銘を受けたのが、Division 2 の梅花女子Aでした。


エントリーナンバーは、Division 2の中では終わりのほうに近い23番。


ここまでで、互いに優勝を争うと思われていた文理大や帝京が予想外に大きなミスをしてしまう結果に終わっていましたので、梅花女子大に注目が集まります。


前のチームが退場し、さて梅花女子大Aはどんなメンバーかなとプログラムに目を落としていたところ、会場中に鳴り響くような、ドドドドドッという威勢の良い足音が聞こえました。


ハッとして目をあげると、選手の方々が嬉しそうな表情でダッシュで駆けてくるのが見えました。


まさに「元気」と「笑顔」をアピールするような印象的な登場に、こちらの気持ちも盛り上がります。


演技は、まずは、鮮やかなレイアウトWツイストのバスケットトス3基から始まりました。


最近は大学部門の強豪チームは男女混成が多くなりましたので、高く飛んで優雅に空中姿勢を作るバスケットトスを沢山楽しめるようになってきました。


それはそれで魅力的なのですが、女子チームの梅花女子Aの場合は、それほど高くないぶん、トップ選手の回転やひねりが非常に高速度で、歯切れ良さやインパクトという点で、また格別の魅力を醸し出しているように思えました。


全員がバク転(もしくはバク宙)のあとは、ヒルヒル4基。


成功です!!


3層目へのダブルアップは1-1-1の形で3基。


そして、そのあとで、2-2-1の形でもダブルは1基ありました。


この2-2-1ですが、トップが頂点の高さにきたときにミドルがトップの足を俊敏につかみ、実に鮮やかに決まったのが印象に残っています。


2-2-1の場合、ミドルがつかまえる直前でトップがちょっと沈んだ感じになることがよく有りますし、逆にトップの高さが足りずにミドルがキャッチした後にトップがよじ登るような感じになることも有りがちなのですが、この2-2-1は、まさに頂点の位置でミドルがキャッチしたので、実に綺麗に決まりました。


そのあともトータッチ1-1-1を3基(うち2基は距離を出したもの)、宙返り乗りの2-2-1を3基など、最高グレードのトップ選手が3人はいることをアピールしてくれました。


そして、何よりも熱く盛り上がったのが、フィナーレのところです。


2-2-1から、トップ選手がその位置で360度ターン。


そして、そのトップ選手は、2-2-3を作るに必要な残り2人のトップを招くように両手をまっすぐ伸ばします。


ここまで、ノーミスで来ていたので、会場の期待も高まります。


他の上位チームが崩れていただけに、なおのことです。


ノーミス完成直前、最後にセンターのトップがおいでおいでをする瞬間。


自然とそのトップになったような気持ちで見ることになりますので、観客にとっても至福のときです。


身を乗り出して見ると、両側のトップは、ひねりを入れてミドルの手の上に。


向って左のトップがスッと乗り、右のトップはほんの少し調整が必要な感じで乗りましたので、若干の時間ズレが出来たように思いました。


しかし、左のトップが「ゴー」で手をあげ、次の瞬間に右のトップが「レイダース」で手をあげるという手順になっていましたので、むしろこの時間ズレはより大きなドンピシャ感に直結したように思いました。


待ちに待ったノーミス完成で、真ん中の4年生トップ選手も、感極まったようなポーズをとっていました。


わらってコラえてで拝見したときからずっと応援している選手でしたので、私も感無量でした。


数年間にわたり、何度も何度もワクワクと楽しませてもらいました。大学に進んでから高校時代にはやっていなかった難度の高い技をマスターしていく姿にはいつも感動していました。そして、最後の最後にこんな素敵なシーンを見せていただけて、感謝の気持ちでいっぱいになりました。


得点は、237.0点。


予想どおり、非常に高い得点でした。


Dividion 1 を含めても、女子チームでは今回の大会で最高の得点です。


237.0点が嬉しかったので、家に帰ってから、梅花女子のBチーム(Division 2のチームA)の過去の得点を調べてみましたところ、以下のようになっていました。

 

203.0 2位 (2015年度 アジア大会)
199.0 2位 (2015年度 関西選手権)
203.0 6位 (2015年度 JAPAN) 
216.0 3位 (2015年度 大学選手権) 
222.5 2位 (2015年度 西日本大会) 
223.5 1位 (2016年度 アジア大会) 
207.5 2位 (2016年度 関西選手権) 
224.0 4位 (2016年度 JAPAN)
237.0 1位 (2016年度 大学選手権 )

過去2年間、高いときでも220点台中盤でしたので、壁を10点以上破ったことになります。


今回の梅花女子Aには、4年生が6名含まれていました。最後の大会で、このような成果を残すことができて、さぞかし大きな達成感を味わうことができたんだろうなぁと思うと、こちらも嬉しくなりました。