チアリーディングJAPANカップ決勝で実施された3層目へのトスアップ。

今日は、高校部門についてまとめます。

スイッチ技では2年連続で大きな進展があった高校部門ですが、トスアップについては、どうだったのでしょうか。

実は昨年のトスアップは、一昨年に比較して総ヒネリ数が減少し難度としては全体に下がっていました。ただ、119の実施中で落下がたったの1個と、完成度の面では大きく向上してた点は見逃せません。

さて、今年ですが、一転して、総ヒネリ数が、ぐ~んとアップしていました!





1チームあたり6.41ヒネリは、2011年の6.56に次ぐ高い数値です。

しかも、2011年は、1.5の半数近くが不完全だったのに対し、今年の1.5はほぼ全てが完璧でした。つまり、今年は難度と完成度が過去最高に両立していました。

さてチーム別に見ていきます。

まず、箕面自由と梅花高校です。

昨年は総ヒネリ数が11.0で並んでいましたが、今年もお互いに一歩も譲らず、総ヒネリ数は両者とも13.0。またもや並んでいました。

ダブルアップの数は、箕面自由が昨年より1個増やして5個。梅花高校もぴったりついていっており、昨年より1個増やして4個でした。

ただし、梅花高校は、決勝ではダブル2基を失敗してしまいました。その影響で、別のダブルとひとつとフルを実施できませんでした。つまり、梅花高校の4つの×印のうち2つは落下ではなく実施を見合わせたという意味です。

さて、今年ダブルアップを実施したのは、箕面自由、梅花高校、千葉明徳、目白研心、東京高校の5校です。

この5校が、そのまま1位~5位を占めました。

なお、JAPANカップの高校部門で5校もダブルアップを実施したのは、もちろん初めてです。そして、千葉明徳と東京高校は、JAPANカップでのダブルアップとしては初ということになります。

次に、総ヒネリ数で各チームを見てみます。

総ヒネリ数 13.0 の箕面自由と梅花高校が1位と2位。

総ヒネリ数 8.0~8.5 の千葉明徳、目白研心、東京高校が、3位~5位。

総ヒネリ数 4.5~5.5 の広尾学園、大阪学院高、如水館が、6位~8位。

総ヒネリ数 1.0~3.5 の大濠、住吉、横浜女学院、日本大学高が、9位~12位。

つまり、総ヒネリ数と順位の間には、かなり密接な関係があることがわかります。

また、決勝に2年連続で出場した10チームのうち、9チームまでがヒネリ数を増やしています。このあたりにも、今年のトスアップの充実ぶりが表れています。

かつてこのブログで1.5の衰退を憂えたこともありましたが、今年は去年より2倍以上の12個の実施がありました。しかも、そのうち11基がほぼ完全でした。

ほぼ完成に成功した1.5が11基というのは、2011年を含めても過去最高です。

前にも書きましたが、私は、1.5ファンで、1.5にはダブルには無い良さがあると常々思っています。

ダブルアップだと、多くの場合、トップはミドルの横や後ろから飛ぶことになります。これに対し、1.5の場合、常に真正面から飛ぶことができます。トップは空中で真後ろに移動しますので、観客席の中央付近から見るとトップはふわっと浮いたように見え、バシッと決まってトップが正面を向いたたときの「決まった感」は、ときにダブルアップを上回るほどです。

今年は、その大好きな1.5が盛大に実施されたので、大変嬉しかったです。

ところで、大濠の総ヒネリ数が1.0とやや少なめですが、BS1の放送で解説者の方が「直前に怪我があり、難度を落とした」とおっしゃっていましたので、当初の演技構成では、1.5があったのかもしれません。参考までに書いておくと、3年前に大濠が決勝に出たときは、1.5を2基成功させていました。

さて、トスアップの実施数において、今年は顕著なことがありました。

梅花高校と東京高校が、16個のトスアップを実施しました。

これは、上の表の中で過去最高の実施数です。

また、上の表には記述されていませんが、千葉明徳は1-1-1を12基も実施しました。

他のチームのトスアップ1-1-1の数は、梅花高校が8基、箕面自由が7基、目白研心が6基ですので、千葉明徳の12基は突出していたと思います。

なお、箕面自由のバード(鳥)ですが、180度旋回していますので、もしかすると0.5ひねりの扱いにすべきだったかもしれないと今にして思っていますが、上の表ではヒネリとしては扱っていないことを付記しておきます。