帝京大学の監督さん監修によるチアリーディングの解説書です。

大会プログラムの丁度半分のA5サイズ。128ページ。

持ち運びにも便利な小さな本ですが、全ページカラーで、しかも各ページには帝京大学バッファローズの選手の方々の写真が満載で、バッファローズファンならば必携の本と言えるでしょう。

本の末尾の発行日は2015年6月25日となっていますが、amazonの発売日は6月19日。

いずれにしても、最近出版された本です。

内容はチアの技のコツを、ビジュアルに紹介するというもの。

各ページに、Point 1、Point 2 などと、上手くなるためのコツ、安全に実施するためのコツが描かれています。

全体は7つの章で構成されています。

1章 チアリーディングの魅力
2章 パートナースタンツ
3章 ピラミッド
4章 ジャンプ
5章 タンブリング
6章 ルーティーン
7章 トレーニング

昨年度のインカレで全国優勝したバッファローズの監督の手による本ですが、バッファローズが実施しているような高度な技のコツが解説されているわけではなく、あくまでも基礎を解説した本です。

例えば、ショルダースタンドをするために、トップがベースの上によじ登る登り方ですが、大会などでは、いきなりベースの背中に足をかけたり(関西流)、ベースのふくらはきの後ろに足をかけたり(関東流)というのが多いですが、この本の34ページにはベースが横に出した足のふとももの上にトップが足をかけるという最も難易度の低い方法が紹介されています。

3章のパートナースタンツの最後は、エクステンション・ヒールストレッチ。

4章のピラミッドの最後は、トスアップ1-1-1とシャチ。

つまり、ヒールストレッチスイッチとか、ダブルアップとか、3-3-4とか、そのような高難度の技はとりあげられていません。

あくまでも、基本となるテクニックを丁寧に丁寧に説いています。

私が最も興味を持ったのは、1章の冒頭に書かれている「強豪チームの強さの秘密」の節です。

わずかに4ページですが、この4ページの中に岩野監督の生の声を一番感じることができました。

各ポジションにはどんな選手が向いているのか、幼少期には何をすればよいのか、そしてバッファローズに対する監督の指導方針、バッファローズはなぜ強くなったのか、などなど。充実した内容でした。

本全体としては、綺麗な写真が多くて、眺めているだけでもとにかく楽しくなります。

おそらく短期間に沢山の写真を撮ったのでしょう。

選手の方々は、あまり構えず、普段の練習の一場面のように優しく明るい表情をされているので、拝見していても心がなごみます。

また、それぞれの選手の方々の表情も1枚1枚いろいろで、画一的でないところも楽しめます。

笑顔あり、ちょっとはにかんだ表情あり、キュートな流し目あり(65ページ)といった具合です。

「あ、この選手は千葉明徳から行かれた方だ!」とか、「住吉高校出身のあの方!」とか、模範演技をする選手の方々のお顔にかなり見覚えがあります。

つまり、帝京のスター選手の方々が満載で、これだけでも価値がありますね。

そして、高い能力を持った方々ばかりですので、ジャンプも高く完璧だし、ストレッチのページでの柔軟性も凄いです。

つまり、目をみはるような写真が沢山あります。

なお、日本チアリーディング協会に加盟しているチームに限定した内容ではないので、広く全国のチアリーダーやコーチが参考にできる本だと思います。

税別で1500円です。