エントリー番号5で青マットに登場したのが大阪学院大高。

まず、1.5のトスアップを鮮やかに決めて、ぐっと観客の心を掴みます。

ヒルヒルも4基で実施するという豪華版。

ただし、1基落下してしまいました。

とは言え、ヒルヒル4基はやはり立派です。

大阪学院大高のJAPANカップ決勝でのスイッチ技は、2013年度は無し、2014年度はヒルヒルではなくてアラベスク→リバティーのような形でしたし、基数も3基にとどまっていました。

そんな流れでしたので、この時期にヒルヒル4基をもってくることができたことは素晴らしく、チームの急成長ぶりが実感できました。

演技全体を通して、選手の方々が伸び伸びと演技していることが伝わってきて、見ているこちらにもパワーをもらえるような、そんな気がしました。

たぶん、十分な練習をこなし、選手の方々は自信をもって青マットの上にたたれたのではないでしょうか。なんと言いますか、堂々としてスケール感の大きいチアだったと思います。大学チームが演技しているような、そんな錯覚にとらわれるような感じすらありました。

そして続いて青マットの上にあがったのが、エントリー番号6の同志社国際です。

JAPANの準決勝枠3の残り1枠をめぐって、ライバル関係にある両チームが連続で青マットの上にあがったので、観客としてもかなりエキサイトしました。

同志社国際にもスイッチ技が準備されていましたが、リバティ→リバティが2基と、ヒルヒル4基に比べるとかなり水をあけられた気がしました。

全体の難度としても、大阪学院大高のほうが一歩先を行っていたように思いました。

大阪学院大高には落下がありましたので、同志社国際は完成度で巻き返す道もあったかもしれませんが、残念ながら落下ではおつきあいをしてしまって、万事休すという流れとなりました。

大阪学院大高は規定が4位以下でしたが、自由は3位で、JAPANの準決勝枠をつかみました。

同志社国際は規定も自由も4位以下で、フライデーにまわりました。

エントリー番号9が、箕面自由学園。

ダブルアップを3基で決めて、王者の健在ぶりのアピールは一瞬にして完了。

ヒルヒルは4基。きっちり決めていました。

180度の旋回バードは、空中で腰を折ってΛ形になる、さらなる変形バードでした。

派手ですよね~。

3層めにトータッチで乗るときに、フルツイストをからませる技も実施していました。

先日のTV番組で帝京大学のトップ選手の技としても紹介された超高難度の技です。

さすがに超高難度だけあって、この技にトライしたところで落下がありました。ずるずるっという形ではありましたが、トップ選手は床まで落ちてしまったようにも見えましたので、大きな減点があったものと思われます。

それから、空中でうつぶせになったトップ選手の足をミドルが拾い上げてトップが立つような技があったと思いますが、この技は3基で実施されました。

両側が実施されたあと、センターがさらにひねりを入れると、昨年度のベアーズの名場面演技なのですが、残念ながら、本大会ではひねりは入っていませんでした。

ここにひねりを入れるのは、通常のトスアップのひねりとは違って、うつぶせで寝ている状態からのひねり開始ですので、ベース選手達との連携作業をさらに精密に行われなければならないのでしょう。

昔、箕面自由のヘッドコーチがTV番組のインタビューで「(JAPANカップうんぬん以前に)前の年度のチームに追いつくまでに大変な努力を必要とする」とおっしゃっていましたが、特にここ3年ほどは超高難度技の目白押しの演技構成で勝ち進んでいるベアーズですので、前の年度のチームに追いつくのも並大抵でないことは容易に推測できます。

高校部門の最後のチームは、エントリー番号12の梅花高校。

最後に梅花高校が箕面自由に勝ったのは、2年前の関西大会ですので、ここで勝てば2年ぶりということになります。しかも箕面自由は落下がありましたので、梅花高校の演技が注目されました。

バスケットトスは、(たぶん)グループスタンツのときに披露された大の字になる神業ライブラリー技が中央で実施されました。

ダブルアップは3基。箕面自由に一歩も譲りません。

そして、箕面自由を打ち負かせる技。ヒルヒル5基。

今回もやってくれました!

フォーメーションはV型だったと思います。

一瞬、一基が崩れそうになりましたが、私はこのとき「絶対成功する」という信念をもって見ていたので、ヒヤッとすることすら全く無く、落ち着いて見守っていました。

案の定、選手達の正常状態への回復力(筋力?経験?)が強く、ぐぐっと持ちこたえました。

ただ、タイミング的に次の技との間隔が短く、この回復力をきっちりと拝見する暇なく、あわただしく次の技に移っていったのが、むしろ残念でした。

さて、演技全体の完成度のほうですあ、3-3-4を作るところでミスがあり、他にもミスがあって2~3箇所のミスだったと思います。

そのため、2年ぶりの優勝はなりませんでした。

箕面自由が高校部門の優勝。

まるまる2年間勝ちっぱなしの8連勝ということになります。

JAPANカップ準決勝枠は、箕面自由、梅花高校、大阪学院大高の3チームが獲得。

フライデー枠は、リバリバ2基を決めた大阪産業大付属が2年ぶりのフライデー枠。

その他、規定で3位に入って大喜びしていた立命館宇治や、同志社国際、啓明学院もフライデー枠を取りました。