公演と言っても、競技会並みの高難度技が惜しげもなく披露されるのがゴールデンベアーズの公演の特徴だと思います。

むしろ、競技会での16人制約が無いぶん、競技会でも見られないような技を披露してもらえるという楽しみすらあります。

今回は、以下のような高難度技が実施されました。(記憶だけで書いているので、間違っていたら、どなたか指摘をお願いします)

(1)4-4-5の両側フル

ピラミッドで、4-4-3を作り、最後に両側の2人のトップをフルツイストであげていました。

競技ルールによれば、5人のトップのために5人のスポッターが必要ですので、4-4-5には最低でも18人の選手が必要で、4-4-5自体が競技会では絶対にお目にかかることができない型のピラミッドです。

その両側をフルというのは高難度だと思います。3-3-4の両側フルも高校+大学でも2~3チームくらいしか実施できないほど高難度で、4-4-5の両側フルとなると、それ以上ではないでしょうか。

その大技、きっちり決めていました。

(2)ダブル5基

ひとつのシーンで、連続でダブルアップが5基あがりました。

ダブルを飛べるトップ選手が、5人はいるということです。

これも、ばっちり決まっていました。

(3)ヒルヒル沢山

たぶん10基くらいあったと思いますが、エクステンション・ヒールストレッチから、大勢が同時にスイッチしました。こちらも成功でした。

そのほか、ヒルヒル同時5基もありましたが、こちらはディスマウントがひとつ不完全だったかもしれません。

いずれにしても、今回の公演ではヒルヒルは同時実施がポリシーだったようです。そう言えば、夏のJAPANカップのときも、4基の同時実施が、最高の同時性で成功して実に気持ちよかったのが印象に残っています。

ヒルヒルをやってくれると、やはりうれしいですね!

(4)トータッチ+フルで2-2-1

2-2-1の形へのトスアップに、トータッチと1回転ひねりを同時実施していました。

今年のJAPANカップで実施していた高難度技だと思います。

自信を持って成功させている感じでした。

(5)トータッチ付バード

バードで乗るとき、トータッチの空中姿勢がついていたように見えました。

(6)フルツイスト付の拾い上げ乗せ

うつぶせになったトップの足を、ミドルが拾い上げるようにして立たせる3層目へのマウント方法。

これに、フルツイストが付いていました。

この技、かなり見栄えが良い技ですね。綺麗な上にスリリングです。しかも、成功すると見ていてとても気持ちがよい技だと思いました。

今回は、一連の演技のフィニッシュのようなところで効果的に使われていて、今日の演技の中では強く印象に残る技になりました。

(7)旋回バード×2

例の180度の旋回バードが2基で対になって実施されていました。

それ以外にも、JAPANカップのときの技(バードのあと、後ろに倒れて、ディスマウント、その位置にすぐ後ろから別のトップがダブルアップという、高難度のダメ押しみたいな技)も実施され、成功していました。

これらを含め、全体として、完成度の高い演技でした。

ノーミスではなかったのですが、「絶対ここだけは!」というところは、ことごとく決めていました。

特に、アンコールの最後の部分のトータッチでのトスアップ連打のところ。

完璧な演技で、ほんとうに巣晴らしく格好良かったですね。

音楽も第九でしたし、あれを見て、2014年を最高のフィニッシュで終わることができたと、そう感じました。

昔、年末にサントリーホールで合唱付きの第九を聴いて、最後のところで言葉にはできないような高揚感を味わったものですが、瞬間最大風速では、それを超えたと思います。

いずれにしてもあのフィニッシュの技、「絶対ここだけは!」というところだったと思います。

素晴らしい演技構成を考えて下さったコーチ陣と、それを最高レベルで実現して下さった選手の方々に感謝です。