今回のチアリーディング学生選手権、JAPANカップから僅か4ヶ月で各チームの実力が急伸しているのを感じました。
今日は、1~3位に入った帝京、文理大、梅花女子の3チームについて、3層へのトスアップ時のひねりについて解析してみます。
JAPANカップの決勝と、今回の決勝を比較すると以下のようになります。

JAPANカップ決勝では、3チームあわせて2つの落下がありましたが、本大会の決勝では3チームともノーミス。
また、実施数も3チームとも増えていて、演技構成の充実ぶりがうかがえます。
まず、3位に入ったオールフィーメールの女王こと梅花女子から見てみます。
まず目を引くのがダブルアップが1つ増えて、4つになったことです。実は、ダブルアップ数だけに限れば帝京を逆転し、男子選手6名の文理大にも僅かにあとひとつに迫っています。
さらに言えば、文理大の5つのダブルアップは全て、ひとつのトスアップを2人の男子選手が上げていますし、帝京の3つのダブルアップも、全て男子選手がからんでいます。
そのような意味から言えば、女子選手だけで上げて4つのダブルアップを全て成功させたというのは、価値のあることだと思います。
そして、0.75ひねりトータッチでのトスアップ×2も、今回の目玉でした。(表は、0.5刻みですので、表では切り捨てて0.5ひねりに分類されています)
これら2つのグレードアップによって、総ひねり数も3つ増えて11.0になりました。
なお、2-2-3の両側2人の飛び乗りは、ひねりこそありませんでしたが、距離が出ていて、勢い良く飛び乗るところが実に勇ましくて格好良く、見ていて爽快でした。
次に、2位になった文理大。
なんといっても、1.5をやってくれたのが嬉しいですね!
実は、去年と今年のJAPANカップでは、この3チームでの1.5の実施はひとつも無かったのです。
優勝争いをする大学上位チームの1.5は、今や非常に貴重な存在です。
今回の文理大の1.5は、3-3-4を作る準備として、3-3-2を作るところで実施されました。
これがちょっと面白くて、向かって左が1-1-1で、向かって右が2-2-1といった形でいったんキャッチして、それから、3-3-2に結合するという形でした。準決勝も決勝もそうでしたので、これで予定通りなのだと考えています。
これより、やはり文理大にとっても1.5は容易な技ではなく、成功率をあげるために工夫したのだと思いました。
(2014.12.21追記:この記事に対して、向かって右も一度1-1-1でキャッチしたあと中央のミドルがトップをとったのだというコメントをいただきました。文理大の演技の展開の速さに私の目がついていけず、2つのアクションが一体化して見えてしまったようです。お詫びして訂正させていただきます)
そして、3-3-2のあとは、例の最高の技です。そう、両側ダブルアップで3-3-4へ。
1.5×2+2.0×2で作る3-3-4は、たぶん、現在の日本のチアリーディング界のピラミッド技としては、断然の最高難度技なんだろうと思います。
今回もこれを鑑賞することができて、最高に幸せでした。
総ひねり数としては、この1.5の部分が純増となって、14→17と大きく増加しました。
また、昨年度から解禁になった3層目への宙返り乗せですが、JAPANのときの2基から、今回は3基にグレードアップしていました。
4つあったダブルトータッチも、足を開くリズムをそれぞれ多彩に変化させていて、見ごたえのある芸術的なパフォーマンスになっていたと思います。
最後に、初優勝の帝京大。
ダブルの個数が少なくなりましたので、総ひねり数こそ減少しましたが、実施数自体はプラス2です。
トータッチで1回転完全にひねる技が、今回の目玉だったと思います。
この大技、JAPANカップの決勝のときは残念ながら失敗してしまいましたが、ついに、今回の大会で記念すべき初優勝の原動力となったと思います。
ちなみに、別の選手の方の話になりますが、トータッチのときにひねりを入れるのは、2010年のJAPANカップのときに梅花高校がハーフツイストを入れていた技が今でも印象に残っています。そう、あの技も、初優勝を決めるキーになったんですよね。このとき実施した選手は、今回、甲南女子の4年生トップとして出場していた選手ですね!
4年前の当時はハーフツイストでも凄いといわれていたのに、チアリーディング界の最前線ではついにフルツイストになったわけです。
とにかくスリリングな技です。
今回はミドルが正面を向いてキャッチしていましたが、こんどは、ミドルの向きを少し調整していただき、空中でトータッチの姿勢をとる瞬間にトップが正面を向くようにすると、スリリングさだけでなく、見栄えの点でもトータッチが強調され、さらに素晴らしいように思いました。
なお、このフルツイストトータッチの前に、(表では切り捨てて0.0ひねりに分類されていますが)0.25ツイストのトータッチがありました。
観客はこれを見て「おおっ」と思った直後だったので、フルツイストを見て「おおおおっ」っとなるという、非常に工夫された演技構成だと思いました。
今日は、1~3位に入った帝京、文理大、梅花女子の3チームについて、3層へのトスアップ時のひねりについて解析してみます。
JAPANカップの決勝と、今回の決勝を比較すると以下のようになります。

JAPANカップ決勝では、3チームあわせて2つの落下がありましたが、本大会の決勝では3チームともノーミス。
また、実施数も3チームとも増えていて、演技構成の充実ぶりがうかがえます。
まず、3位に入ったオールフィーメールの女王こと梅花女子から見てみます。
まず目を引くのがダブルアップが1つ増えて、4つになったことです。実は、ダブルアップ数だけに限れば帝京を逆転し、男子選手6名の文理大にも僅かにあとひとつに迫っています。
さらに言えば、文理大の5つのダブルアップは全て、ひとつのトスアップを2人の男子選手が上げていますし、帝京の3つのダブルアップも、全て男子選手がからんでいます。
そのような意味から言えば、女子選手だけで上げて4つのダブルアップを全て成功させたというのは、価値のあることだと思います。
そして、0.75ひねりトータッチでのトスアップ×2も、今回の目玉でした。(表は、0.5刻みですので、表では切り捨てて0.5ひねりに分類されています)
これら2つのグレードアップによって、総ひねり数も3つ増えて11.0になりました。
なお、2-2-3の両側2人の飛び乗りは、ひねりこそありませんでしたが、距離が出ていて、勢い良く飛び乗るところが実に勇ましくて格好良く、見ていて爽快でした。
次に、2位になった文理大。
なんといっても、1.5をやってくれたのが嬉しいですね!
実は、去年と今年のJAPANカップでは、この3チームでの1.5の実施はひとつも無かったのです。
優勝争いをする大学上位チームの1.5は、今や非常に貴重な存在です。
今回の文理大の1.5は、3-3-4を作る準備として、3-3-2を作るところで実施されました。
これがちょっと面白くて、向かって左が1-1-1で、向かって右が2-2-1といった形でいったんキャッチして、それから、3-3-2に結合するという形でした。準決勝も決勝もそうでしたので、これで予定通りなのだと考えています。
これより、やはり文理大にとっても1.5は容易な技ではなく、成功率をあげるために工夫したのだと思いました。
(2014.12.21追記:この記事に対して、向かって右も一度1-1-1でキャッチしたあと中央のミドルがトップをとったのだというコメントをいただきました。文理大の演技の展開の速さに私の目がついていけず、2つのアクションが一体化して見えてしまったようです。お詫びして訂正させていただきます)
そして、3-3-2のあとは、例の最高の技です。そう、両側ダブルアップで3-3-4へ。
1.5×2+2.0×2で作る3-3-4は、たぶん、現在の日本のチアリーディング界のピラミッド技としては、断然の最高難度技なんだろうと思います。
今回もこれを鑑賞することができて、最高に幸せでした。
総ひねり数としては、この1.5の部分が純増となって、14→17と大きく増加しました。
また、昨年度から解禁になった3層目への宙返り乗せですが、JAPANのときの2基から、今回は3基にグレードアップしていました。
4つあったダブルトータッチも、足を開くリズムをそれぞれ多彩に変化させていて、見ごたえのある芸術的なパフォーマンスになっていたと思います。
最後に、初優勝の帝京大。
ダブルの個数が少なくなりましたので、総ひねり数こそ減少しましたが、実施数自体はプラス2です。
トータッチで1回転完全にひねる技が、今回の目玉だったと思います。
この大技、JAPANカップの決勝のときは残念ながら失敗してしまいましたが、ついに、今回の大会で記念すべき初優勝の原動力となったと思います。
ちなみに、別の選手の方の話になりますが、トータッチのときにひねりを入れるのは、2010年のJAPANカップのときに梅花高校がハーフツイストを入れていた技が今でも印象に残っています。そう、あの技も、初優勝を決めるキーになったんですよね。このとき実施した選手は、今回、甲南女子の4年生トップとして出場していた選手ですね!
4年前の当時はハーフツイストでも凄いといわれていたのに、チアリーディング界の最前線ではついにフルツイストになったわけです。
とにかくスリリングな技です。
今回はミドルが正面を向いてキャッチしていましたが、こんどは、ミドルの向きを少し調整していただき、空中でトータッチの姿勢をとる瞬間にトップが正面を向くようにすると、スリリングさだけでなく、見栄えの点でもトータッチが強調され、さらに素晴らしいように思いました。
なお、このフルツイストトータッチの前に、(表では切り捨てて0.0ひねりに分類されていますが)0.25ツイストのトータッチがありました。
観客はこれを見て「おおっ」と思った直後だったので、フルツイストを見て「おおおおっ」っとなるという、非常に工夫された演技構成だと思いました。