それにしても、素晴らしい番組でした。
さて、チアリーディングの密着取材では、多くの場合、全体の選手の活躍も描くけれど、特に2~3人の選手に焦点を絞って番組が作られることが多いようです。
今回、最も焦点があてられたのは、如水館高校出身で現在は帝京の4年生の選手です。去年のJAPANカップでは、副キャプテンを務めた選手。ポジションはベース。
そして、2番目に焦点があてられたのは、箕面自由学園の中/高で長い年月エーストップを務めてこられた方で、現在は同志社大学の1年生。
この同志社トップ選手が、如水館出身の主人公他から成るベース陣からトスアップをしてもらって、ダブルアップをするのですが、なかなか完成しません。
完成させるために、選手の方々が意見を出し合い、工夫しあって、そして完成させていくという過程を描くのが、この番組の第一のテーマでした。
しかし、よく考えてみると、このトップ選手、笑ってコラえてで何度もそのシーンが映っていたように、今から3年半前の2010年のJAPANカップでは、すでにダブルを綺麗に決めていた方です。そう、あの演技の冒頭でバスケットトスに続いて実施されたダブルです。
もちろん、2011年、2012年も、ダブルを決めているはずです。
しかも、今回は、さらに選び抜かれたナショナルチームのベース陣によるトスアップ。
え~?何で出来なくなってしまったんだろうと首をかしげていると、実に明快な解説が入りました。
「同志社でダブルを成功させていたが、そのとき投げ上げていたベースは4名。それが、今回は3名」とのことです。
なるほど、2基の2-2-1を同時に作るために、トスアップ役には3名しか割けないということのようです。
しかし、「同志社はともかく、箕面自由のときはどうだったんだろう?」と、私は確かめたくなり、過去のJAPANカップの映像を掘り返してみました。
2010年の2-2-1のダブルは4人。2011の2-2-1のダブルも4人。そして、2012年は、1-1-1と2-2-1の2つのダブルを飛んでいますが、両方4人でした。
なるほど。
確かに、3人にトスアップされてのダブルは初めてなのかもしれません。
私は今まで、ダブルのトスアップ、1.5のトスアップ、など、捻りの回数のみで難度を測ってきましたが、ようやく最近になって、1-1-1なのか2-2-1なのかでも、難度は結構違うのでは?と、気づき始めたところでした。
ところが、まだそれだけではないということなのですね。
同時に進行する他の基の状況にあわせて、その基に割くことのできるベースの人数も違ってくるから、難度はひとつの基だけを見ていても完全には論じられないということを知りました。
深いですね~。
この番組では、綺麗なスローモーションで、模範となるダブルも映してくれていました。トップは住吉高校出身で帝京大学2年生。帝京のエーストップです。JAPANでは捻りを加えたディスマウントを披露してくれた方。
その模範を見ると、トップは、最高高度において、靴がミドルのノドのあたりの高さまで上がっています。ミドルはこの靴を自分の胸のあたりで捕まえればよいので、かなり時間的余裕がありそうです。その時間的余裕ゆえ、ミドルが時間をかけてソフトにトップの足をつかむことができるので、トップとしてもバランスを崩さずにすみます。また、この時間的余裕を利用して、トップは足と手を開いて自らの慣性モーメントを大きくして、捻りの回転速度を適度に減速させるこちができるようにも思えました。
それに対して、今回焦点の当たっている基のトップの靴は、最高地点でもミドルの胸あたりまでしかあがっていないように見えました。ミドルは、すぐにつかまないといけないので、ギュッと、急なキャッチとなり、トップも体が折れて、バランスを崩しているように見えました。
番組の中で、「高さが欲しい」という言葉が何度か出ていたのは、まさにそのとおりだと思いました。
ベースの人たちは常に一定ではなく交代していたので、おそらく、ベースの腕力不足とかではなく、ベースの手で踏ん張る瞬間とトップが蹴る瞬間が微妙に時間ズレしているとか、あるいは、トップの筋力が捻りのほうに使われ過ぎてしまっているとかで、上昇エネルギーが生まれていないのでしょう。素人目には、そんなふうに見えました。
いずれにしても、なかなかうまくいかず、コミュニケーションを取り合う選手たち。。。。。
「欲しい位置を押せてる、押せてない」とか、興味深い表現が飛び交っていました。
なるほど、そんなふうな感覚で物事を考えているんだなと、フムフムとうなって拝見します。
このあたり、番組の中でも最高に中身の濃い部分でした。
いろいろ討論と練習を重ね、ついに成功。
選手の方々が喜んでハイタッチ。
ただ、日大の方だけは、ゲンコツでこのトップの方に気合を入れていました。そうか、よく考えてみたら、箕面自由で1年先輩なんですね。このトップが2年生のとき、キャプテンだったはずです。
さて、今回の主人公が如水館出身の方になったということは、おそらく、広島放送局制作の「スリーストーリーズ」が関係していると思われます。
あくまで推理ですが、ひとつの可能性は、もともと広島放送局がこのナショナルチームの取材をはじめて番組をつくりはじめ、それが発端で、アスリートの魂にまで発展したという説。
もうひとつは、その逆で、アスリートの魂が先に企画され、そこで、この選手が主人公となり、それに「お!広島県の高校の出身者が大活躍しているらしい!」と広島放送局が気づき、その取材映像を利用してローカル番組を作ったという説。
にわとりが先か、タマゴが先か、さあ、どちらなのでしょう。
中国地方にお住まいの方、もし、スリーストーリーズをご覧になった方がいらっしゃいましたら、内容をお教え願えないでしょうか?今回の番組と、使った取材映像は同じだったのでしょうか? インタビューシーンなどは共通だったのでしょうか? やはり、ダブルアップに焦点を絞った番組だったのでしょうか?如水館高校WAVESの紹介などもあったのでしょうか?
さて、別の観点からも考えて見ます。
この如水館出身の方と同志社の方は、どちらも、ナショナルチームは2度目の選出です。
これも、主人公選びに関係しているかもしれません。やはり、TV局の密着取材、しかも何度もインタビューがあるとなれば選手にとって負担になります。となれば、はじめてナショナル入りした選手よりも、2度目で、ある程度余裕がある選手に協力してもらうほうが良いという配慮はあったのではないでしょうか?
ちなみに、今回と前回、連続で女子部門のナショナルチームに選ばれたのは、この2人の他は、箕面自由→日体大の3年生の方、ひとりのみです。わらってコラえてで、2010年のJAPANカップの箕面自由の演技のあと、得点を待っているときに「笑顔やで!」とおっしゃっていた方です。
夏のJAPANカップで怪我をされたようで心配していましたが、この番組を見る限りでは、結構早い段階で合宿にも合流されていたようで、よかったです。
さて、チアリーディングの密着取材では、多くの場合、全体の選手の活躍も描くけれど、特に2~3人の選手に焦点を絞って番組が作られることが多いようです。
今回、最も焦点があてられたのは、如水館高校出身で現在は帝京の4年生の選手です。去年のJAPANカップでは、副キャプテンを務めた選手。ポジションはベース。
そして、2番目に焦点があてられたのは、箕面自由学園の中/高で長い年月エーストップを務めてこられた方で、現在は同志社大学の1年生。
この同志社トップ選手が、如水館出身の主人公他から成るベース陣からトスアップをしてもらって、ダブルアップをするのですが、なかなか完成しません。
完成させるために、選手の方々が意見を出し合い、工夫しあって、そして完成させていくという過程を描くのが、この番組の第一のテーマでした。
しかし、よく考えてみると、このトップ選手、笑ってコラえてで何度もそのシーンが映っていたように、今から3年半前の2010年のJAPANカップでは、すでにダブルを綺麗に決めていた方です。そう、あの演技の冒頭でバスケットトスに続いて実施されたダブルです。
もちろん、2011年、2012年も、ダブルを決めているはずです。
しかも、今回は、さらに選び抜かれたナショナルチームのベース陣によるトスアップ。
え~?何で出来なくなってしまったんだろうと首をかしげていると、実に明快な解説が入りました。
「同志社でダブルを成功させていたが、そのとき投げ上げていたベースは4名。それが、今回は3名」とのことです。
なるほど、2基の2-2-1を同時に作るために、トスアップ役には3名しか割けないということのようです。
しかし、「同志社はともかく、箕面自由のときはどうだったんだろう?」と、私は確かめたくなり、過去のJAPANカップの映像を掘り返してみました。
2010年の2-2-1のダブルは4人。2011の2-2-1のダブルも4人。そして、2012年は、1-1-1と2-2-1の2つのダブルを飛んでいますが、両方4人でした。
なるほど。
確かに、3人にトスアップされてのダブルは初めてなのかもしれません。
私は今まで、ダブルのトスアップ、1.5のトスアップ、など、捻りの回数のみで難度を測ってきましたが、ようやく最近になって、1-1-1なのか2-2-1なのかでも、難度は結構違うのでは?と、気づき始めたところでした。
ところが、まだそれだけではないということなのですね。
同時に進行する他の基の状況にあわせて、その基に割くことのできるベースの人数も違ってくるから、難度はひとつの基だけを見ていても完全には論じられないということを知りました。
深いですね~。
この番組では、綺麗なスローモーションで、模範となるダブルも映してくれていました。トップは住吉高校出身で帝京大学2年生。帝京のエーストップです。JAPANでは捻りを加えたディスマウントを披露してくれた方。
その模範を見ると、トップは、最高高度において、靴がミドルのノドのあたりの高さまで上がっています。ミドルはこの靴を自分の胸のあたりで捕まえればよいので、かなり時間的余裕がありそうです。その時間的余裕ゆえ、ミドルが時間をかけてソフトにトップの足をつかむことができるので、トップとしてもバランスを崩さずにすみます。また、この時間的余裕を利用して、トップは足と手を開いて自らの慣性モーメントを大きくして、捻りの回転速度を適度に減速させるこちができるようにも思えました。
それに対して、今回焦点の当たっている基のトップの靴は、最高地点でもミドルの胸あたりまでしかあがっていないように見えました。ミドルは、すぐにつかまないといけないので、ギュッと、急なキャッチとなり、トップも体が折れて、バランスを崩しているように見えました。
番組の中で、「高さが欲しい」という言葉が何度か出ていたのは、まさにそのとおりだと思いました。
ベースの人たちは常に一定ではなく交代していたので、おそらく、ベースの腕力不足とかではなく、ベースの手で踏ん張る瞬間とトップが蹴る瞬間が微妙に時間ズレしているとか、あるいは、トップの筋力が捻りのほうに使われ過ぎてしまっているとかで、上昇エネルギーが生まれていないのでしょう。素人目には、そんなふうに見えました。
いずれにしても、なかなかうまくいかず、コミュニケーションを取り合う選手たち。。。。。
「欲しい位置を押せてる、押せてない」とか、興味深い表現が飛び交っていました。
なるほど、そんなふうな感覚で物事を考えているんだなと、フムフムとうなって拝見します。
このあたり、番組の中でも最高に中身の濃い部分でした。
いろいろ討論と練習を重ね、ついに成功。
選手の方々が喜んでハイタッチ。
ただ、日大の方だけは、ゲンコツでこのトップの方に気合を入れていました。そうか、よく考えてみたら、箕面自由で1年先輩なんですね。このトップが2年生のとき、キャプテンだったはずです。
さて、今回の主人公が如水館出身の方になったということは、おそらく、広島放送局制作の「スリーストーリーズ」が関係していると思われます。
あくまで推理ですが、ひとつの可能性は、もともと広島放送局がこのナショナルチームの取材をはじめて番組をつくりはじめ、それが発端で、アスリートの魂にまで発展したという説。
もうひとつは、その逆で、アスリートの魂が先に企画され、そこで、この選手が主人公となり、それに「お!広島県の高校の出身者が大活躍しているらしい!」と広島放送局が気づき、その取材映像を利用してローカル番組を作ったという説。
にわとりが先か、タマゴが先か、さあ、どちらなのでしょう。
中国地方にお住まいの方、もし、スリーストーリーズをご覧になった方がいらっしゃいましたら、内容をお教え願えないでしょうか?今回の番組と、使った取材映像は同じだったのでしょうか? インタビューシーンなどは共通だったのでしょうか? やはり、ダブルアップに焦点を絞った番組だったのでしょうか?如水館高校WAVESの紹介などもあったのでしょうか?
さて、別の観点からも考えて見ます。
この如水館出身の方と同志社の方は、どちらも、ナショナルチームは2度目の選出です。
これも、主人公選びに関係しているかもしれません。やはり、TV局の密着取材、しかも何度もインタビューがあるとなれば選手にとって負担になります。となれば、はじめてナショナル入りした選手よりも、2度目で、ある程度余裕がある選手に協力してもらうほうが良いという配慮はあったのではないでしょうか?
ちなみに、今回と前回、連続で女子部門のナショナルチームに選ばれたのは、この2人の他は、箕面自由→日体大の3年生の方、ひとりのみです。わらってコラえてで、2010年のJAPANカップの箕面自由の演技のあと、得点を待っているときに「笑顔やで!」とおっしゃっていた方です。
夏のJAPANカップで怪我をされたようで心配していましたが、この番組を見る限りでは、結構早い段階で合宿にも合流されていたようで、よかったです。