待ちに待った世界選手権、
全女子、混成、ともに2日間ノーミスという、最高に嬉しい結果でした。

そうです。4つの演技が、全部ノーミス!
これは素晴らしい快挙だと思います。

選手の方々、勝負強かったですよね。

ちなみに、ネット情報を見ている限りでの印象ですが、
今年は、JAPANカップが終わってから本番までのあいだ、例年以上に、
ナショナルチームの演技披露が何度もあちこちで実施されていたように思います。

これは、あちこちのチアチームに良い刺激を与えただけでなく、観客の前で
「ここ一番」を決める勝負強さにつながったのではないかと、そう思います。

それにしても、全部ノーミスというのは凄いです。

(1)全女子

全女子は、1日め 260.0、2日め 259.0 で、合計 519.0。
2位に 173点差をつけての完璧な優勝でした。

チーム構成は、ご存知のように、帝京と梅花女子を主な母体としており、
その中でも特に帝京が中心となっているチームです。

そのため、演技構成は、帝京のJAPANでの演技の各要素を取り入れたものが
主体となっていました。特にびっくりするような新しい大技はありませんでしたが
とにかく完成度重視で突き進んだものと、演技を見てそう思いました。

そうです、完成度がハンパではありませんでした。

特に30秒あたりで、トップ3人がクルクルと回ったあとピタッと止めるところ。
生身の人間が、あんなに綺麗に止まるものかと目を疑うような美しさでした。
質量のある人間というより、絵に描いた幻のように見えました。

トップもベースも、特段に磨き上げられたテクニックと体力を持っているからこそ
実現できる演技なのでしょう。。。

85秒あたりでの、距離をおいての0.75ツイストつきのトータッチも見事でした。

帝京と梅花女子が中心なので、JAPANで両チームがやっていたトップの
逆立ち(///)が演技に入っているかと思ったのですが、それはなく、
全体に軽快な感じの演技構成になっていました。

そうです。スピード感がありましたよね。
何度見ても、気持ちのよい演技です。

さて、大会が終わってから、ネット上で動画を探していますが、
唯一困っていることがあります。

それは、あまりに2日間の演技が完璧すぎて、動画だけでは、
1日めの演技なのか、2日めの演技なのか、わからないこと。

演技終了後、向かって右のトップの方が先に片手でガッツポーズ。
そのあと左のトップの方が両手で喜びをあらわすところも両日とも同じ!
この完璧さには、嬉しい悲鳴です!!

(2)男女混成

男女混成チームは、1日め 257.0、2日め 260.0 で、合計 517.0。

日本は第一日目ですでにトップでしたが、タイチームが7.5点差に迫っており、
しかも、そのタイチームの演技をYouTubeで見たところ、明らかにトスアップの
高さが足りないだけのところなど、2日めにすぐに改善可能な部分が数箇所あり、
もしタイが2日めに完璧な演技をしたとすると油断できないと思っていました。

しかし、日本チームは、2日めもノーミスの演技で、タイチームの手の届かない
ところまで点数をあげて、優勝となりました。

チーム構成は、ご存知のように、文理大が母体となっており、ほとんどが文理大の
選手です。(女子は全員が文理大、男子もほとんどが文理大)

演技構成も、文理大のJAPANでの演技の各要素が随所み見られましたが、
ハッとするような新しい大技も沢山織り込まれていました!

まず、開始直後。

ダブルひねりからのバードです。

これを見たときは、びっくりしました。

箕面自由の旋回バードで度肝を抜かれていた私ですが、
旋回でなくツイストという変化をつけてきたわけです。

しかも2回転!

目が点になりました。

そのあと、30秒地点あたりだと思いますが、トップを宙返り付きでトスアップし、
1-1-1を2基作りました。これも大技ですよね。

そして、圧巻は45秒過ぎの連続技。

中央でダブルツイストでトスアップし1-1-1を作ったとともに、
両側には、アラベスクの1-1-1を一瞬で生成!

そのアラベスクが、実に美しく、旋回して(ココ、ほんとうに綺麗でした!)
移動してくっつき、あっというまに、3-3-2に!

ここまでで、すでに口がポカンとしてしまいましたが、
本当の圧巻はその後でした。

なんと、両側をダブルツイストであげて、3-3-4にもっていったのです。

3-3-4の両側がトスアップというだけで凄いのに、
それでなくても最高難度のダブルツイストを、3-3-4に乗せるのに使うとは!

そして、この連続技のときの音楽が、また最高に良いのです!
音的にも、もりあげてくれました!

美しさの点でも、パワフルさの点でも、比類なき連続技でした。
凄すぎです!

他にも、逆シャチをあげるのに、ブランコみたいに勢いをつけることなく
一瞬に投げ上げてピタッと逆シャチを出現させたり、いやはや、
目のさめるような演技でした。

JAPANと比較すると、例の後ろに倒れるピラミッドとか、
宙返りつきの逆シャチ完成とか、まだまだ見せたい技は沢山あって、
演技構成を考えるとき、何を選ぶか困ったのではないかと想像されます。

強すぎるチームの悩みですね。。。

いずれにしても、タイの大会で、タイをしのいでしまうのは、
日本人としてちょっと恐縮かなとも思っていましたが、これだけの演技ならば、
現地の方々も、きっと喜んでくださっただろうと、そんなふうに思いました。

そうですよね。この演技、生で見ることができるなんて、こんな幸せなことはないと思います。