BS1で放映されたジャパンカップ中継番組に話を戻します。

すでに書いてきたこと以外で、私が注目したのは、以下の点です

(1)減点審査員

帯広北の演技中、解説者から、減点審査員についての説明がありました。
「今は減点審査員がいて、落下、揺れに対して、しっかり減点される」
ということです。この話しぶりから言って、減点審査員が追加されたのは、
そんなに昔のことではないと感じ取ることができました。

また、帯広北に対して、
「準決勝で減点が無かった唯一の高校です」
と解説されました。

ということは、準決勝の残り29チームには、何らかの減点があったわけです。

この発言は、私にとって、かなり意外でした。

つまり、思っていた以上に減点審査員が大活躍しているようなのです。
ほんの少しの揺れでも減点されていると考えるべきだと思いました。

また、大阪学院大学の演技中、
「準決勝では細かい揺れの点数(減点のこと?)で終わっています」
という発言もありました。

どうやら、減点審査員の採点シートのようなものを事前にチェックされた上での
(もしくは解説席に採点シートをプリントアウトしたものを持ち込んだ上での)
解説なんだろうと推測されました。

採点シート。一度でいいから、見てみたいものです。

(2)スイッチ・アップ

パートナースタンツなどで、決め姿勢をとる前に(つまり上げている途中で)
スイッチする技を最近良く見るようになったのですが、その技の名前がわかりませ
んでした。今回の番組中の解説で「スイッチアップ」と呼ぶのだとわかりました。

ちなみに、私個人の好みとしては、普通のスイッチと、スイッチアップでは、
同じスイッチでも天と地ほどの開きがあります。

普通のスイッチだと、決め姿勢(静止状態)から、スイッチに移行するので、
静止した状態において、スイッチに行くのか行かないのか、はらはらドキドキの
瞬間があり、その興奮がたまりません! これがチアリーディング観戦の
ひとつの醍醐味になっていると言っても過言ではないほどです。

これに対して、スイッチアップは、あっというまに過ぎ去ってしまい、
「あ、今スイッチしたんだ!」と、後追いの感動になってしまいがちです。
成功・失敗のどちらであっても、はらはらドキドキ感は、普通のスイッチには遠く
及ばないように感じています。

というわけで、やはり、普通のスイッチが、一番良いです!

(3)2つのキックトリプル

今回の大会、全く違う魅力の2つのキックトリプルがありました。
これは、本大会の見どころにひとつだったと思います。

BS1の映像で見て、その魅力の違いを再認識したので書いておきます。

ひとつは、梅花高校のキックトリプル。

関西大会では、グループスタンツだけの実施で、自由演技には入れてきませんでし
たが、やはりJAPANともなれば、めいっぱいです。きっちり入れてきました。

梅花高校のキックトリプルは、超高速回転が身上。

生で見ても、何回回っているかわかりませんし、動画をスローで見ても、
回転数がはっきりしないほどの高速回転です。

梅花高校の黄色と紫のラインの入ったあのスカートが、真ん丸に綺麗に開いて、
まさに開花した感じでした。実に見事でした。

実施したのは、梅花中時代からすでにキックトリプルを実施しているトップ選手
です。

これに対して、文理大のキックトリプルは、「なんてゆっくり回っているんだ!」
と思えるほど、重厚に回るキックトリプルです。

まず、とにかく、高いのです。

梅花高校のトップの最高到達高度は、画面上では、2階席の最前列あたり。
そう、各チームの旗がずらっと貼っていある、あの高さです。

これに対して、文理大は、画面上で、2階席の中央あたりまで飛んでいます。
梅花高校より、さらに1メートルは高いと思います。

このため、空中の滞在時間が長く、ゆっくりまわるわけです。

むしろ、ゆっくりまわらないと、あの高さからだったら4回転回ってしまって
安全規則違反になってしまうかもしれません!

そして、文理大のスカートは、梅花高校のようには真ん丸には開かないので、
花のようにはならず、あくまでもスポーティーな感じのキックトリプルです。

実施したのは、箕面自由から進学した1年生。
そう、笑ってコラえてでは、怪我をした選手のピンチヒッターとして抜擢された
1年生ということで紹介されていた、「3」とおっしゃっていた方です。

3年後に、この方のキックトリプルを、しかも文理大の演技の中で見るとは、
あのときは夢にも思いませんでした。感慨もひとしおです!

ちなみに、梅花高校の投げ上げも、決して低いわけではありません。

昨年、梅花高校がキックダブルを実施したときの映像を見てみましたが、
映像上で2階席には達していません。つまり、今年のキックトリプルは、
去年よりも数十センチ高くなっているわけです。

投げ上げる選手の方々のパワーアップがあったればこその
綺麗なキックトリプルだったと考えています。