願い事ってものは、書いてみるものですね!

今日のチアリーディング関西大会のDiv.1の高校部門、
期待していた通り、梅花高校と箕面自由学園の戦いは特別なものになりました。

そうです、ついに両者が「同時に」ノーミスをたたき出したのです!

2010年のJAPANカップの決勝から数えて、約3年間の11の大会、
決勝では必ずどちらかがミスをして、得点の発表を待つまでも無く、
どちらが優勝するかは、ほぼ明らかになってしまっていたと思います。
つまり、どちらか片方は自滅みたいな感じと言えなくはなかったわけです。

いつの日か、両チームともノーミス(=全乗せ)を達成して、
演技構成や演技の完成度で決着がつく日が来ることを待っていましたが、
それが、まさに、今日でした。

大阪まで出かけて良かったです。

両チームともにノーミス。素晴らしかったです。

難度が高い技と言えば、ダブルアップとか、距離だしたトータッチとか、
だいたい定番は決まっていますので、難度が高くなれば、
似たような演技構成になってしまいがちですが、
今回は、両チームとも、いかにも梅花らしい、いかにも箕面自由らしい、
ユニークな演技で、ほんとうに見ごたえがありました。

実に、良い勝負でした!!

プレイバックしてみたいと思います。

Div.1の高校部門。

演技順3番で出てきたのは、梅花高校。

2011年のJAPANカップのBSの放送で、解説者が梅花コーチの発言を
引用して「1年生の多い(9人)若いチーム、これから先を見て下さい」と
おっしゃっていたことを覚えていらっしゃる方も多いと思います。

そうです、この9人がいよいよ3年生になり、そのうち、7人を含むチームです。

そして、最近1~2年、ノーミス優勝請負人であった、
梅花中学校のメンバーが加わっています。新1年生が、すでに4名も。
もちろん、全て梅花中Aチームの選手だった方々です。

演技のほうは、高難度をスイスイこなしていく感じで、
見ているこちらが、ひきこまれていくようなものでした。

トップが高いところで水平にくるくる回るのですが、しなやかで速いし、滑らか。
落ちそう、という不安を感じないんですよね。

きっと、選手の方々も、そういう気持ちでやっていたのだと思います。

ノーミスの演技は、最後のほうになると、観客である私の気持ちとして、
「このままいってくれ、あと高難度は1つか2つ。どうかお願い!」
という、祈るような気持ちになるものなのですが、今日の梅花高校の演技を
見ているときは、「あれよ、あれよ」というような気持ちでした。

そう! 2010年のJAPAN決勝での梅花高校の演技を拝見したときに
心に起こった衝撃に似たものを感じました。

でも、あのときのチームの再現などではありません!
チームのカラーはまったく違います。

ついにきましたね。

新しく、強い、梅花高校。

すでに、昨年度末の高校選手権と西日本大会で、すごいものができつつある片鱗
は感じていましたが、まだ若干の荒さみたいなのがあって、例えば
高校選手権のときのように、意外な崩れもありうる感じも無きにしもあらずでし
たが、中学ノーミス軍団のDNAがさらに入って、より完璧になった感じです。

考えてみれば、中学と高校では、技の難易度が桁違いですので、
ノーミスの重さも当然桁違いなのですが、中学でノーミスを貫いてきた風が
たとえ下級生を通してでも入ってきたのは大きなプラスなのでは、と思いました。

そして、中学部門特有のあのスピード感が、
難度の高い高校部門に、もたらされているような気もしました。
これは、鬼に金棒ですよね。

そして、高校 Div. 1 演技順11番、最後に出てきたのが、箕面自由学園。

3年生が5名、2年生が10名、1年生が1名。
やはり、現在の箕面自由は2年生の層の厚さが圧倒的なようです。

たったひとりの1年生は、箕面自由学園中でキャプテンをやられていた
トップ選手。今回は、1年生としてはこの方のみが加入しました。

演技のほうですが、難度ではこちらも負けていません。

梅花高校が、ヒルヒル4基を決めると、
箕面自由も、ヒルヒル4基をばっちり決める。一歩も引きません。

トップが空中でひらひら舞う、あの可憐さ、美しさは、梅花高校の独壇場ですが、
箕面自由は箕面自由で、別のユニークな技で観客の心を奪います。

今日、開場で観戦された方は、あのタンブリングに、「あっ」と
ため息を漏らされたのではないでしょうか?

よかったですよね。あのタンブリング。

まず、5人が、花火のように放射線形にバク転。

それにつずいて、青マット上で、まるで洗濯機のように、ぐるぐると
タンブリングが始まるのです!

普通、タンブリングというと、対角線を使ったり、左右入れ違いにしたりです。
狭いマット上に長いタンブリングをなんとか収めた結果があの形なのでしょうが、
今日の洗濯機方式は、マット全体でぐるんぐるん回るような形のフォーメーション
でした。全員が有機的に結合しているように見え、かなり見ごたえがありました。

きっと、これから流行るんじゃないかと思います。
箕面自由の洗濯機タンブリング。。。。。

そして、ダンスも良かったですね。

私が秋の公演のときに、感動させてもらったあの3年生。
今回もセンターで躍動感あるダンスを披露していました。

ダンスは16人で踊るものだし、揃っているのが大前提ですが
このように突出したダンサーがいると、演出の可能性もさらに広がります。

そしてそして、演技の最後で会場をわかせたのは、
あのバードが、空中で旋回したことです。

いや、旋回したと見えたのですが、本物の羽がついているわけではないので、
水平方向に180度回転するバードです。

よくもまあ、あんなことをやろうとしますね~、と、
ため息が出るような凝った技です。

という流れで、箕面自由の演技もノーミスで終わりました。

私自身、互角と思いました。

確かに、パートナースタンツは梅花のほうが上と思いましたが、
タンブリングとダンス、そして新種バードにおいては、
箕面自由の優位性が明らかかと思いました。

結果発表。

自由演技得点は、箕面自由2位、梅花高校1位でした。
梅花高校は、他部門と比較しても第一位で、総合優勝も手にしました。

そして、梅花高校は、関西大会、初優勝ということになります。

これで、関西大会、JAPANカップ、高校選手権、西日本大会の
4タイトルを全てとったことになります。そういう意味では、
箕面自由と対等になった事項がひとつ増えたことになると思います。

なぜ、梅花高校が優勝だったか?

おそらく、点差は10点以内と思います。
ヤマカンで書いてみると、6点くらいではないでしょうか?

箕面自由の演技であえて減点要素を探せば、ダブルアップなどで、
若干、無理やりというか、回転不足なのに無理に最後ひねってヒールストレッチに
もっていったところが複数個所あって、あのあたりかな、と思いました。

なんというか、見ているほうに力がはいってしまうような、つまり「よいしょ」
みたいな感じが、ほんのちょっとしてしまったというところでしょうか。

それに対して、梅花高校は、スイスイと事を運んだように見えたので、
そのぶん高評価が得られたのかもしれません。

スイスイ事を運べば、笑顔も出やすいですしね。。。

いずれにしても、今回の両校の対決は、実に素晴らしいもので、
見ごたえがありました。これがBS1で放送してくれるJAPAN決勝で
なかったことが残念なくらいです。

8月のJAPANカップ、さらに素晴らしい対決になることを
期待したいと思います。