チアリーディングの観客にとっての「グループスタンツ」って、
オペラで言えば、「アリアの夕べ」みたいなものだと思います。

すなわち、見どころだけを集約して、その最高の見せ場を、
自分の最も好きなスターが演じてくれるところに醍醐味があるのだと思います。

ですので、このグループスタンツ、始めのころは、自由演技に比べると
今ひとつ盛り上がらなかったのですが、知っている選手が増えてくると
どんどん楽しくなってきます。

特に、自由演技で「お、あの選手、魅力的!」と思った選手が
出てきてくれると、非常に嬉しいものがあります。

さて、今回のグループスタンツでは、そのようなトップ選手が
2~3名出てきてくれたので、かなり楽しめました。

また、これから、そのような選手になってくれそうな方も
見つけられましたので収穫が多かったです。

今日のグループスタンツ、
女子部門の日本勢は、予選を通過した10チームの演技です。

21チーム中の10チームですので、かなり狭き門です。
今日は点数の低いほうから高いほうの順で演技が実施されましたが、
最初から最後まで、素晴らしい演技を見ることができました。

まず、東海大学。
青いマットに黄色いユニフォームが映えます!
演技も見栄えのするもので、しっかり決めて、ノーミス。
しょっぱなからノーミスです。

次が、千葉明徳B。
昨日は、「とてもしっかりした演技」というのが強く印象に残ったと
書きましたが、大会全体の流れや前の演技にも影響される感覚ですので、
東海大学の堅実な演技を見たあと、どう感じるか、
ちょっと興味をもって見ていました。

そして、今日見て、やはり、「しっかりした演技」と
特筆すべきものであることがわかりました。
具体的には、揺れないのですよね。
堂々とした安定の演技が、今日も素晴らしく、
合計で169.5。総合で9位に入りました。

そのあと、日体大Aだけ2つくらいミスがありましたが、
他のチームは、ほとんどノーミスだったと思います。
もちろん、微妙なところや揺れなどはいくつかありましたが。

また、ほとんどのチームがヒルヒルをやっていましたね。
もしかしたら、全チームだったかもしれません。

最近、グループスタンツへの参加が急増していて、
予選をするにも大変なくらいなような気がするので、
ヒルヒルなど、何かひとつ少し難しい技を入れることを義務づけると
参加チーム全体のレベルアップになるかもしれないな、と思いました。

さて、話はかわって梅花女子大。

今回は、ABCの3チーム出ていますが、
昨日は、BCチームがヒルヒルで落下。Aチームも、かなり微妙なヒルヒルで、
なんだか信じられない状態だったので、今日は注目していました。

最初に出てきたCチームのヒルヒルのとき、私のほうが緊張してしまいましたが、
成功させてくれました。

そして、Bチームもヒルヒル成功。Aチームも昨日より綺麗に決めて
「さすが梅花!」と思わせてくれました。

結局、梅花は、昨日の時点で、ABCが、それぞれ、5,7,8位だったのですが、
本日は、4,8,7位と、少しだけ順位をあげました。

帝京Aは、独特の個性をもったトップさん。
梅花とか箕面自由系にはちょっといなそうな系統です。

昨日は、少し失敗していて順位を落としていましたが、本日はリバリバも
ヒルヒルもきめて、スイッチもりだくさん。最後少し揺れた気もしましたが、
昨日の6位から、本日は2位まで順位をあげました。準優勝です。

そして、千葉明徳A。
Bチームに勝るとも劣らない安定性で、昨日ノーミスの4位。
本日もノーミスで、帝京Aには割り込まれましたが、総合5位になりました。
高校チームでは最高位です。

千葉明徳はグループスタンツ、自由演技、ともに今回かなりいい感じで、
本年度は期待が持てそうです。

さて、昨日私が発見したトップ選手を擁するチームが横浜女学院A。
昨日の時点で、帝京と日体大に続き3位だったようです。

本日も注目していましたが、やはり、パンチ力のある仕草は健在で、
この方の運動能力はなかなか素晴らしいと思いました。

自由演技でも、ジャンプのところで、ひときわ大きく跳んでいました!

ただ、本日のグループスタンツでは、落下はなかったものの、
ちょっと微妙なところもあって、順位を6位まで下げてしまいました。
この個性が好きなので、今後も注目しようと思いました! 楽しみです!

日体大は、昨日2位だったのですが、今日は複数のミスが出て
残念な結果になりました。それでも3位に入りました。

最後に出てきたのが、帝京Bです。

昨日は、どう考えてもダントツの首位だと思わせる演技でした。
フタを開けてみると、やはり最後の演技順になっていました。

本日もヒルヒルをびしっと決めたり、その他のところも
余裕でこなしていました(と、そう見えました)。

途中で、あまり見たこともないポーズで空中に飛び出すところがあって、
あそこ、好きです。そのあと、開脚でベースさん2人の上に乗っていたかも
しれまません。「おやっ」と思わせること、グループスタンツでは重要ですよね。

トップさんは満面の笑顔ではないのだけれど、
吸い込まれるような独特の表情を持っていて魅力的です。

表現が難しいですが、
「笑う顔」でなくて「楽しんでる顔」といったところでしょうか。
笑顔には違いないのですが。。。。。

スポッターの位置に、170cm級と思われる大きな方が入っていましたので、
おそらく昨年のキャプテンさんではないかと思われます。

5人全員が鍛え上げられた体で、しかも小柄な方から大きい方まで、それぞれの
鍛えられ方が並ぶので、演技しなくても立ってるだけで見ごたえがあります。

結局、本日もノーミス。

文句なしの優勝です。

2日間の合計で、242.5点。
2位に20点の差をつけていますので、やはりダントツだったようです。

結局、終わってみれば、帝京のワンツーフィニッシュ。

楽しみですよね。これからが。

この2人のトップの個性が、全く違うというのが楽しいです。
特に自由演技にこの2人が入ることで、演技に幅と深みが出来ますよね。

そして、パートナースタンツに出たトップさんもいます。
(今回は、総合3位に入りました)

前から私が言っているように、パートナースタンツというものは日本人には
難しい部門ですので、まだこのトップさんの真髄はわかりませんが、
きっとこの方も、また別の魅力と能力のある方なのだと思います。

そして、それを支えるパワフルなベース・スポッター陣。

帝京の層の厚さは圧倒的です!
そして、それが、大会成績にも反映されるようになってきたのだと思います。