今回の放送で、楽しみにしていたのは、箕面自由のコーチ陣が、
予選と決勝のあいだで、どんな指示を選手にあたえるかということでした。

決勝のマットに進むときのシーンがあり、Kコーチがこうおっしゃっていました。

「練習してきたとおり、2本目に強くなる!」

なるほど!と思いましたね!

確かに、一年半前の2011年のJAPANカップから
箕面自由は、3大会連続して、決勝の点数が準決勝(予選)より悪いのです。

以下にグラフで示します。

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青で囲ったのが決勝の点数が落ちたところ、赤で囲ったのがあがったところです。

具体的には、3大会で順番に、5.5点、4.0点、5.5点、点数を落としています。

予選ではノーミスだったのに、決勝ではひとつ落下が起きてしまうというのが
最近のパターンです。

現在のチームが克服しなければならない課題として、
コーチの方々も、これを強く意識しているということがわかって、
この発言は私にとって注目に値するものでした。

ちなみに、決勝のほうが点が悪い現象は、箕面自由にかぎったことではなく、
梅花高校についても同じです。

梅花高校の場合は、2011年のJAPANの準決勝の点数を探し出すことが
できていないのですが、準決勝ノーミスに対し、決勝は複数のミスありましたので、
明らかにここも決勝で点数ダウンです。

そうすると、この1年半の3大会について、箕面自由も梅花高校も
点数ダウン。つまり、両チームあわせて、6つの決勝演技が、
すべて点数ダウン演技だったことがわかります。

なぜそうなったかですが、演技内容の高度化があまりに進んだため、
これを実施するのに必要とされる極度の精神集中は、
それを2度も続けられないほどたいへんなものになっているのではないか、
というのが私の推測です。

特に、高校選手権。

5時におきて、朝練して、予選で全力投球。
さらに18時からの決勝で全力投球は、私だったらヘロヘロです。
決勝で素晴らしい演技を見せてくれる選手のみなさん、
ほんとうにすごい体力と集中力だと、いつも思います。

ただ、みなさんすごいとはいっても、
最高難度の技を沢山決めなければならないときには、
やはり、多少なりとも影響が出てしまうのではないかと思います。

ところが、今回の大会、箕面自由が、わずかに1.5点ではありますが、
ついに決勝の点数をあげることに成功しました。

ほんとうに久々ですね。

落下はひとつあったのですが、冒頭のダブルのトスアップ×2が完璧だった
ことや、タンブリングが揃っていた(最期の2人が、ぴたり!)ことなどで、
決勝でさらに加点されたと思います。

「2本目に強くなる練習」というのがどんなものだったのかは
想像できないのですが、それが実を結んだのでしょう。

優勝に加えて、長年の懸案事項をひとつクリアしたということで、
選手の方々の喜びもさらに大きかったのではないでしょうか。