ふと、同じチアの密着取材でも、2010年度の春~夏に放送された
「笑ってコラえて」はどうだったのかなあ、と思って久々に見てみました。

「笑ってコラえて」は、今見ても、実にスピーディーな展開です。
すでに何度も見ましたが、今回も食い入るように見てしまいました。

それに比べて今回のナセバナ~ルは、同じ映像の繰り返しが多くて、
「3歩進んで、2歩戻る」の感じです。
そして、スタジオのタレントのお顔がアップで割り込むシーンも多めです。
そのあたりが、ちょっと残念。

そして、それ以外にも、大きな違いがありました。

「笑ってコラえて」を、スポーツドキュメンタリーとするならば、
今回の「爆笑学園ナセバナ~ル」は、人間ドキュメンタリーですね。

本質的に違うと思いました。

みなさん、「笑ってコラえて」で、梅花高校と箕面自由が放送されたとき、
番組は、どんなシーンから入っていったか、おぼえていますか?

そう、梅花高校の選手の方々が、ダブルのトスアップに苦労し、
手を替え品を替えで、なんとかマスターしようと努力しているシーンでした。

前年度、すでに完成していた、冒頭のダブルのトスアップ。

しかし、ミドルが代わったら、できなくなってしまい、前に落ちてしまう。
何度も何度もトライするが、やはりだめ。。。。

そこに、卒業生の前年度ミドルがあらわれ、どれ私がやってみましょうと、
交代してみると、なんと綺麗にピタリとトップをキャッチしてしまう。

そこで、番組は、先輩ミドルと、後輩ミドルのキャッチシーンを、
別角度も含めて、何度かリプレイで繰り返し見せて比較させ、
ミドルの技の奥深さを感じさせてくれました。

今から思えば、ゴールデンアワーに放映するバラエティー番組としては
玄人好みのテクニカルな面を真っ向から扱っていたわけで、
まさに、スポーツを対象としたドキュメンタリーだったわけです。

他にも、箕面自由が、ノーミスが出るまでと、13回も通しをする場面では、
ただ延々と演技だけを見せるという徹底のしようでした。

それに対して、今回のナセバナ~ルは、
コーチの人柄の違いとか、キャプテンの性格の違いなど、スポーツとか技よりも、
人間そのものにスポットを当てようとしているように見えます。

つまり、スポーツドキュメンタリーではなく、人間ドキュメンタリーなわけです。

ところで、今回の番組では随所で「事件、事件」と強調していたように、
無理に盛り上げようとしているように見える面があったかもしれません。

私が想像するには、ひとつのチアリーディングのチームが、
ある目標に向かって突き進んでいるとき、
そりゃあもう毎日毎日がドラマチックで、実に濃密な時間の連続であって、
あえて「事件性」を求めなくても、ごく自然でも、とても感動的だと思うのですが。

それはともかく、今日の放送、両チームの「通し」が見たいですね。
そして、どこが山場なのか、どこに苦労しているかというあたりに注目したい。

それを受けて、来週は、問題にぶつかって解決していく選手の方々を見たい。

そして、その次の週が、大会が終わったあとの放送。
大会の様子は、臨場感溢れる映像で、スポーツ中継の趣きで見たいですね!
2分30秒の演技、カット無しで全部見せてくれたら最高です。