今回のJAPANカップで自分にとって
一番衝撃的だったのは、中京高校が2位に
入ったということです。

そして、「難度か/完成度か」という、
競技チアリーディングの永遠の課題につい
て見えていなかったものに気づかされました。

自分は、ある意味「難度至上主義」です。
瞬きをしている瞬間に終わってしまってい
るかも知れない高難度の技。選手の方々の
努力の結晶であるその高難度技に敬意を払
い、そして、その成功を、なんとか記録に
とどめておきたいという思いで、このブロ
グを書いているという面があります。

ですので、チームのプロフィールやその年
の目標などを拝見して、
「完成度重視」とあると、
「なんだ、ミスを恐れての慎重策か」のよ
うにとらえてしまい、正直、少しガッカリ
した気分になったものです。

しかし、「完成度」については、思い違い
をしていたことに気づかされました。

要するに、ミスをしないことが完成度優先
だと思っていたわけです。

しかし、ダンスにしても、これが最高とい
うものは無いわけで、いくらでも上がある。

あるいは、いろんな良さがある。

別の例として、1.5のトスアップにしても
落下しないこと、そして揺れないこと、
これが完成度を上げることだと思っていま
したが、全く揺れないトスアップでも、
いくらでも磨き上げることができるのでは
ないかと、そんなことに気づいたわけです。

あとで示しますが、中京高校の演技構成は
そんなに高難度の技を実施しているわけではないのです。

にもかかわらず、2位になったし、実際、
現場で演技を見て、満足感が強かった。
何と言うか、見ていて気持ちがいい。
そして、もう一度見たいな、って
そういう感じがありました。

まず、ダンスが良かったですね。

動→静→動→静 のメリハリがきちっと
ついていて、選手達が、大きく見えました。

ユニフォームのスカートの色なのですが
中京高校の場合、青色のスカートで、
普段は折りたたまれているひだの部分が
明るい白色です。

このため、両足を開脚すると、隠れてい
たその白い色が、突然、鮮明にパアッと
広がって、とてもインパクトが強いのです。

ダンスの振り付けは、この特性を上手く
利用したものになっていると思いました。

恐らく、大変な量の練習をこなしたので
しょう。ダンスにおける同時性が非常に
高く、そのため、鮮やかな白いラインの
花が精密に同時に一斉に咲いて、見とれ
てしまいました。

それから、バスケットトスでしょうか。

力強く、雄大なものでした。

特に、3基、時間差で行うバスケットト
スの最後のレイアウトは、雄大でしたね。

最後に、演技とは関係ないですが、
演技前の円陣!

これが、妙に可愛らしいもので、思わず
微笑んでしまうこと請け合いです。

観客が楽しいだけでなく、選手達にとっ
ても、あの円陣でリラックスできること
間違い無し!

いづれにしても、あの円陣は、今年の
BS1の見どころのひとつだと思います。

普通、円陣は、最後に掛け声をかける後
半部分しか映らないこともあると思いま
すが、放送のプロが編集するのですから
あの円陣は間違いなくカットされずに
完全に放送されるだろうと見ています。