この番組の特徴的なところは、ストーリーなどにこだわらず、
そのまま、チアリーディングを見せてくれるところです。

例えば、「笑ってコラえて」などでは、
「○○の技が、なかなか完成せずに苦労しているシーン」とか、
「ノーミスを出すまで、何度も何度も通しをするシーン」とか、
チアのシーンでも、それぞれ全体に筋の中で意味があるシーンが
編集されているのですが、「学校へいこう!」は、全くその逆です。

直球、ど真ん中勝負、って感じで、演技を素のまま見せてくれます。

例えば、最も典型的には、

「それでは、箕面自由学園のパフォーマンスをしばし
 お楽しみ下さい」

のナレーションのあと、2分近く、全く解説無しで、
ひたすら演技を映し出すシーンがあったりします。

梅花高校の部分についても、中学生、高校生の演技を、
単にそのまま紹介するなど、ストレート勝負です。

おそらく、この番組を作った方、

  「これだけ素晴らしいんだから、別に細工せず、
   これ、そのまま見せれば、いいんじゃない?」

と考えたに違いありません。

まさに、  その通り!!!   と思います。

そう思わせるだけ、箕面自由学園、梅花の
2チームの演技は魅力的です。

さて、番組のほうは、第4回の10/30が、ファイナル。

いよいよ、ジャパンカップ、当日です。

まず、箕面自由学園が登場。

先日のブログで書いたとおり、冒頭の
2-1-2ハーフターントスアップを、見事、
練習以上の美しさと同時性をもって決めました。

しかし、その直後の次のトータッチで落下。ただ、ミスは
その1つのみで、それ以降は手堅くまとめて演技を終わります。

そして、いよいよ梅花高校の登場。

梅花コーチが、タオルに唇をあてて、目をつぶり、
深く息を吸うような仕草をしているのが映ります。
何か、祈っているのでしょうか。
あるいは、選手たちに念力を送ろうとしていうようにも見えました。

梅花高校の演技が、はじまります。

「9つの大技」、と、事前に紹介されていた技を、ひとつひとつ、
着実にこなしていきいます。そして、ナレーションは、

  「そして、いよいよ、最後の技へ!!」

最後の技は、1-1-1という技だと思いますが、
なんと、2基あるうち右側が落下。TV音声にも、誰が発したか
わからない女性の声で「おしい!」という悲鳴が入っています。
泣き崩れる選手達。

そして、結果発表。

やはり、箕面自由学園の優勝となります。

発表後の控え室で、箕面自由学園の選手のひとりが、
コーチに固く抱きついて、離れません。コーチは、
「痛い。痛い」と嬉しそうに叫んでいます。
4回の番組の中で、唯一、冷静だった箕面自由学園の選手達が
我を忘れているシーンでした。

一方の梅花高校。

控え室で、立ったまま泣いている選手たちに、コーチが

「がんばった!」

と声をかけますが、みんな泣いたままです。

そこに、別室で観戦していたV6の2人が入ってきます。
これを見た、最前列にいた一部の選手たち、
応援してくれたV6の2人に会わす顔がないとでも思ったのか、
すまなそうに逃げていって、後ろのほうに隠れてしまったのです。

このシーン、なんとも、いたいけな感じがして、
こちらも泣けました。

ちなみに、この次の年、梅花高校は、再度、箕面自由学園に挑戦し、
またも惜しくも敗退。
そして、コーチが選手にかけた最初の言葉が、やはり、全く同じ言葉、

「みんな、がんばった!」

になるのです。
やはり、ジャパンカップの優勝って、重たいものなのですね~。

ところで、最初この番組を見たとき、自分はチアリーディングの
知識がほとんど無かったので、梅花高校は、最後の落下で優勝を
逃したと思い込んでいました。

しかし、今見てみると、超高難度の技は得点に大きく影響するので、
箕面が最初の2-1-2を決めた時点で、すでに箕面の優勝が
決まっていた気がします。

したがって、もし、梅花がパーフェクトであったとしても、
やはり、この年の優勝は、箕面自由学園だったのではないでしょうか。

すなわち、箕面の演技が始まる前に入ったナレーション、

 「全ては、最初できまる。。。。。」

って、誇張でも何でもなくて、
まさに、この年の勝負のキーを的確に言い表していたと思うのです。