チアリーディングは、テレビ放送があれば、一番嬉しいですが、
youtubeなどで、一般の人が通りがかりで撮ったチア演技を見るのも好きです。

もちろん、昨今の状況では近くで良い画像で撮るなんてできませんから、
折角の笑顔も豆粒くらいですけど、観衆の反応がわかるのが楽しいです。

競技チアリーディングを知らない人たちが、偶然、競技チアリーディングに
出くわしたとき、「お!、これ、スゴイ!」と驚く瞬間があるわけです。
これを見るのが楽しみ。

通りがかりの人は、はじめは、
「チアか。ポンポン振って、愛想ふりまくだけだろう」くらいに甘く見て、
トイレ休憩と決め込んだり、隣の仲間と談笑したりしているわけですよ。

それが、「お!、スゴイ!」となる瞬間。

それは、高難易度といわれる1.5回転でもなく、
ヒール・ストレッチ・スイッチでもなく、
多くの場合、バスケットトスの瞬間が、圧倒的に多い。

それも、ツイストが入る複雑なやつよりも、
大きく、高く、ゆっくりと、後方回転するようなやつ。

これが出たとたん、「すげー」「やばい」「お~」と、思わず歓声があがります。
トイレへ歩く人も立ち止まります。そして、みんなが演技に引き込まれていく。

自分も、大きく、高く、ゆったりの、レイアウトのバスケットトス、大好きです。
途中から、体を丸めることで回転速度を加速させるやつも、また好きです。
どちらも、正直言って、レイアウトツイストより、ずっと綺麗で、優雅だと思います。

特に、回転を横から見る方向から鑑賞すると、しなやかさが、さらに引き立ちます。
3基とか、4基とか、連続して上がると、もう最高です。

難易度点があまりもらえないだけに、強豪チームが大会で出してくれることは、
残念ながら少ないのですが、大会以外のシーンで、なかなか素晴らしい演技を
見ることができます。

例えば、2008年のジャパンカップで、梅花高校が惜しくも優勝を逃したドラマを
つづった朝日放送の「笑顔のきずな」という番組。

チアを扱った数ある番組の中で、屈指の名作と思いますが、
この番組のタイトルが出た直後での、練習風景の中でのバスケットトスが
とても素晴らしいです。

見ているこちらも、ふわふわしたと空に舞った気分になって、
なんとも言えない神通力のようなものがあります。
選手たちの生命力も、びんびん、伝わってきますし。

そういうわけで、大好きな、単純な後方回転のバスケットトス。

自分がチアの技の中で、最初に好きになった技です。
そして、今でも、ヒールストレッチスイッチと並んで、一番好きです。

連続技にするとか、何か工夫をして、もっと、もっと、大会の演技の中に
取り入れてもらえれば嬉しいです。