先週の週末
少年の家に 貴方と泊まりがけで行ってきました

貴方は
今度の仕事の話を
未だ少年に 直接して居なかったので

後は
病み上がりのわたしの方に
如何しても係っきりに成る
その非礼も詫びたかったようでした

(それはわたしも同じ事を考えていました)



貴方と云う人の仕事は
何時も

一つ間違えば 死に直結する



でも
死にたく無いと

執念深いのです  と 何時かわたしに笑いました



何時も
何時も

もう駄目かもな そう思った事は
一度や二度では有りません

なのに
人一倍執着深いのです
そう指摘された事もあるし



でも
僕には今は
明らかな理由が有ります

それは




貴女

貴女方が 僕にくれた
大切なものです







週末
ふたりの会話を わたしは聞いていません

其の時間 一緒に居た
K君は

んな事言われるの 羨ましいねえ  と



オレに理由は有るのかな
いや 
もうオレはそんな事しなくていいのか



チーズケーキを頬張り乍ら
そんな事を 話していました



ひろのんちゃんは
今迄最速で あの人の「此処迄」に来ちゃったんだよ

オレの方が付き合い長いのにさ
オレとあの人とは違う関係が あんたらには有るもんね



不思議だねえ
すみちゃんとのことが有っても尚
オレにはよく分んない

色恋ってさ
時間が経てば 色褪せるもんじゃなかったの
形がどんどん変わっていくもんじゃないの



それともさ
彼女が未だ居たら



オレにも分ったものなのかなあ







わたしたちには
本当は
何の繋がりも無い
でも



確かに有る 此の不思議な感情は

一体何と 名付けたら良いのでしょうか



貴方の事
確かに愛している

わたしはこのひとの妻で




やっぱり

少年には 何処か適わないと
確かに感じても居る
でも



それでいいのだ  と



わたしは
またひとりになるけれど

確かに寂しいけれど



今は何故か 凪いだ海の様な心持ちで居ます



日曜日
お昼の時だったかな

少年が
急に思いついた様に



やっぱひろのんさんさ
オレと結婚すりゃあ良かったのに
コイツよりかさ
絶対幸せにしてやんよ





大真面目な顔をして言ったのですが
其の直後



貴方に

思いっきり後頭部を殴られていました  笑