少し貧血気味なのか
お昼間怠いと横に成って居たら
もう一日 滞在を延ばそうと云う事に成りました

今日は穏やかなお天気で
海も凪いで



そうして此処には

可愛い子供さんが居ます



少年の従兄弟にあたる
叔母様 八重子さんの子供さんは
一歳と少し

もうそろそろ断乳をしたいと
八重子さんは言うけれど
おっぱいを求めて 彼は泣く



時折自分の足で立ち
はいはいと交互に移動をして

眠くなるとぐずりだし
知らないひとが来ても にこにこと笑う



父親であるMさんが わたしと一緒に
すみちゃんのお家に行っている間

貴方はすっかり この家の小さな主に気に入られ



どうせ
覚えてはいませんよ  と

目を細めながら
腕の中で眠る 彼を撫でました



去年は未だ 赤さんだったけれど
子供の成長は劇的に早く

頬に少し 湿疹の痕が有るけれど
これも直ぐに 綺麗に治るのだろうな



子供さんかあ

いいな



と言うと



貴方は
何も言わずに

頭を撫でてくれます



「子供が 欲しいのです」



そう言った事が
未だ昨日のようだけれど

此の二年と少し
状況は 随分変わりました



わたし
わたし

やっぱり







言葉に成らなくなって 
涙がぼろぼろと出て来るけれど

貴方は



僕は

何も変わりません



そう 言ってくれました



わたしの
邪な気分が伝わるのか

わたしは如何やら 彼に怖がられている??らしく
抱き上げようとしても 八重子さんを捜して泣かれて仕舞い

この家に居る 林さん(もちろん仮名)達は
お姉ちゃんは 恥ずかしいのかなあ  と
皆 笑って居られるけれど



違うのだ
きっと

彼には お見通しなのだ




わたし

此れから こんな想いをして過ごすのかな



病院に行く度に
子供さんの笑い声が気に掛かって
息苦しく成る

スーパーで
子供さんが泣いて居るのを聞くと
耳を塞ぎたく成る



こんなにも
こんなにも



貴方を愛して

このひとだけだと そう思って



「子供が 欲しいのです」



そんなに
拘ってはいけないと

病気が進んだら
諦めなくてはいけないと

そう思っていた積もりだったのに



此の家の
可愛い彼を見ていると



例え難い
愛くるしさと
愛おしさと



行き場の無い

妬ましさが




一緒に

わたしの中に有るのだと




思い知らされるのです