背中合わせで
PCに 向かう



退院して
此の連休

今朝迄 両親と一緒に過ごしたので
今日は貴方と ずうっと二人きり



何を
話すでも無く

時折
幻想では無い掌が



互いの身体を 撫でるだけの



うーん
退院が決まった頃から 昨日迄

色々な事を決めて
話し合って
約束をして



お願いをして
手配を頼んで



忙しかったなあ 頭だけは

お陰で昨夜は 本当によく眠りました



わたしの処遇は
K君に一任

暫くは 指示だけの参加で
個人の請負分は 委託出来るよう手配



退院した日
此処に来たK君は

わたしの頭を ぐっしゃぐっしゃにし乍ら



ひろのんちゃん
愛してる

愛してるから あんたも愛して



オレを信じてて







両親の目の前で
しっかりと言って
両親を ぽかんとさせた後

貴方に 若干リンチを喰らい 笑

暫く
少年と PCの有る部屋に籠って



…噫 そうか
此の杉並の家に 皆来てくれたんだった

こうやって
ぼうっと して居ると



その事さえ 何時の事なのか



夏の日射しは
じりじりと痛くて

わたしだけが
ぼうっと



唯 ぼうっとして居る



庭の
百日紅が咲いたなあ

立派な木
此処に有る木は 白い花で



…紅 じゃないのね
でも

わたしは こっちの方がいいな

とか


本当に百日 咲いてくれるのかな
数えた事は 無かったな

とか



貴方は
何時も長袖で

どんなに暑くても 
やっぱり 人前では腕は出さないのだな 



とか



気が付いたのは
首から上は 汗を掻かないけれど

背中の真ん中から 下辺りは
とっても汗を掻く



足なんて
びしょびしょです  と

昨夜
お風呂の時

笑って



少年は
暫く

K君のお手伝いを してみたいのだと云う



…って
コイツが言うから  と

K君は ぽりぽり頭を掻いて



少年は
何方かと云うと「指で覚えるタイプ」

わたしのログと
K君のログと
S君のログと

交互に見比べて
自分のデータを 指がみるみる蓄積していく



何時か
ひろのんさん オレに教えてくれた「アレ」

ちょっと
オレなりに解釈して
組み直してみたんだけどさ  と
見せて貰ったけれど



うん
Aくん

「綱引き理論」は 忘れないでね  と
そう言ってみたら

K君は 不思議そうな顔をしたけれど



うん
オレなりには

でもさ



「今のオレ以上は これも強くはないんだよなあ」   と




ふふ
優秀な生徒は

何処迄 データを蓄積出来るのかしらね



少年
あなたは

数学とは 答えを探す為では無く



形の無い答えを共有する為の 必要な道具なのだと

そう 言った



あなたなら
今のわたしに

必要な答えは 何だと思うのかなあ



あなたが
考えて

導きだした数式は
果たして




わたしを魅了 出来るのだろうか





治療の事

9月迄 猶予を下さい  と
そう お願いをしたら



整形外科のT先生は
頭をうーん と抱えて



あなたはお若くて
体力も有る

そう云う方は 進行も早いかも識れませんよ  と
そう 言われたけれど



別に 構いやしない



見えない
病魔よりも

今は 貴方の方が大切




貴方との時間の方が 大切






とは 言ったものの



キリが無いんだよね  と
昨日 お風呂の中で言ってみたら

うん
そうですね  




どうしたら
満足 と云う事でもないと思うけれど

でも



貴女は
貴女の思うままに

僕は



そんな貴女に 敬意を込めて跪くだけ
貴女に



僕があげられるのは 

此れだけ





「 I swear
the everlasting loyalty
to

you. 」









わたしの指に キスをする




貴方は
暫く

Jさんを 日本に呼ぶ手配をずっとして居て

貴方の暫くの代理には 
3号さんと他の方数名が行く所迄は何とか済んで



貴方は
Jさんと一緒に

花屋さんを 此処へ呼びたいのだと



「あの日」の続きを
僕らはそろそろ



話さないといけないと思う 







そんな風に



言って いました