もう直ぐ
夜が明ける



今週は なかなか書けないな
去年も5月は 殆ど書けなかった

貴方が直ぐ其処に



傍に 居るからだ



倉敷の
何処かのホテルのベッドで

乱れた肢姿で 
伏せて目と拳を

堅く 堅く閉じ眠る男



このひとが わたしの夫



本当は
もっと書きたい

其の呼吸のひとつひとつ迄 記録をしたい
カメラとマイクを 何時も持ち歩いてみたい

このひとだけを

ずうっと 追いかけて




でも
そう しないのは




わたしの脳細胞の方が 記憶媒体として優れているからだ




今週
大事な話を 沢山した

湖の家も 5月だった
5月と云うのは 話す月なのかも識れない
辿々しく
言葉に出して



一言 一句
細胞の奥から 千切って分けるように



そして
受け取るわたしも

言葉が



貴方の声が



空気に融けて
わたしの肌の 其の深く奥迄



染み通って
忘れないように

精神を侵して

肺に送る 其の細菌の端迄



そして
こうやって

距離すら 重なり合ったなら



もっと
お互いの

体液の
熱さ迄も
全部



本当は
全部





覚えて おきたいのだ





貴方は
少し 困った顔をして

そんな風に
貴女が考えているのは とても嬉しいけれど



まるで
僕達は



近いうちに 別れて仕舞うかのよう










だって




そうじゃないか

貴方は何時も そうやって
散々優しく しておいて




わたしをひとりに するじゃないか




でも

今は



折角 此の部屋の空気が
好い色に染まったから
此の侭 眠ろう



夜を 
共に過ごして朝寝

こんな 当たり前の事すら
涙が出る程に  




細やかに 

そして濃やかに





嬉しい
























また色々とお返事が遅れていて
本当にご免なさい
また 改めさせて頂きますね

日曜日には 東京へ戻ります