貴方は
自分の話をする時

余り わたしの顔を見ません



3人掛けのソファに
横になったり
胡座をかいたり

肘置きに 凭れてみたり




組んだ手の 甲の筋が

ふと泳ぐ  指や目が



話しにくい事なのだ  と感じさせる




湖の家で
過ごした一週間足らず

お互いの性の話をした  と書きましたが
此の時

お互いの「自慰」の話を 実は随分としました



7月に記事に書いた と書きましたが
貴方と云う人は どうやら



自慰行為 と云う事を知ったのは
随分後に なってからだったらしいのです



サルは
マスターベーションを教えると

寝食忘れて
死ぬ迄 ずうっとやっているらしい  と云う
嘘か本当か解らない話から始まって



そんなに
大差無い  と

自分で覚えていたら
もう少し 抑えられたのか



10を過ぎたら 結婚を考えるような古い土地柄だもの
セックス自体は 敷居の高い事では無いし

僕は此の時
其の場所に 溶け込む必要が有ったから
まあ



「長い物に 巻かれてみた訳です」   と



好きとか
嫌いとか

恋とか  そんなものは
理屈

貞操
そんなものは



理想



「節句」の日
男女が裸で
入り乱れる事も

水を汲みに
半日掛けて出掛ける事も
何も大差ない




そんな中にも

人同士
…まあ 色々有る訳で



ああ云う
感情が
恋だと

例えばそう 呼ぶのなら



彼女こそが
僕の初恋 なのでしょうね



言葉汚く言うと
排泄相手 のような

弱いものは
必要無いものは



吐き溜め




助けては

いけなかった




僕は 僕の倫理しか知らなかった



子供だったから
何も知らなくて



貴女が
想像しうるだけの

酷いレイプを 考えてみて



貴女が
部屋の中なら

彼女は泥
性欲と 暴力が寄り添っているのは同じで



彼女は
死ぬ間際



狂ったように  女だった




怖い
そう考えれば

そうなのかもしれない
でも



時折 思い出すんです

感触を
体温を
わざと

執拗に 思い出して





「気持ちよく なるんです」





セックスと云うのは
改めて考えた事 無かったけれど

生きている事を 実感する手段なのかも  と



此の時貴方は
言って



「わたしで」
気持ち良くなれるの  と

そう 聞いてみたら



Yesの時も有るし

No の時も  と



わたしは
貴方がおかずだよ  と言ったら

それは光栄 と
あははと笑って




すればいいのに

別にもう
隠さなくって いいじゃない

どうせ今のわたしには 何も出来ないのだから




此処は 貴方の家





わたしの
腕の中で





ひとり 果てた





貴方の
する話は

時にとても 怖いけれど



やっぱり
どう考えてみても



人間と人間の 話



血は
肉片は

体液や
精液は
排泄物は



涙 は



ぬるぬるとして
臭いがして
汚くて

きっと
うんと

痛い程に




温かい




そうとしか
この事について

わたしには

考えられないのです



貴方と云う人は
結局
何年か 後



此の温かさを辿って
また此処に




戻ってきたのだから




うーん
やっぱり 力量不足

肝心な部分を
書く勇気が 今ひとつ湧かないけれど



怖いけれど
厭な話では無かった  と云う事が

読んで下さった方に伝われば 今回は良しとします

こう云うテーマを
書き解く事が 出来たひとは




過去に
誰一人として



存在 しないのだから





貴方は

もうわたしの前では
恥ずかしいから絶対にやらない  と

がっつり拗ねて 酒盛りモードになり



わたしは

うーん
折角見せて貰ったけれど

貴方の前では 死んだってやらないもんね  と宣言をして



わたしには
滅多に怒らないこの人を




まんまと激高 させたのでした


































$ヰタセクスアリス







超暗い☆ 湖の家のベッド脇。
お馴染みの時計とマグは多摩川の部屋にも同じ物が置いてあります。
映っていないけれど奥にこれまた定番のポットも。