今朝
また



貴方から 電話を貰いました




ぼうっとしている頃 コールが来て
いっぺんに 目が覚めて

電話を落とすかと思った程で

でも



…中2日 ? と 一瞬思ったら
やっぱり



あの



一言 言ったきり



うん



…うん
謂いよ 其の侭で  と言ったら

暫く
沈黙が有って



その後



何度も
何度も

わたしの名を 呼ぶ



切なくなっちゃう  と笑ったら

うん  と

電話の向こうでも 少し
乾いた笑い声が  聞こえて



そうだね
12月だね  と言ったら



うん  と



今夜は
如何してか「貴女が見えない」  と

とても
とても

怖い  と



ぽつぽつと

言って



何ともありませんか
貴女の場所は

何時も通りですか  と



また
繰り返し



名前を呼ぶ



何ともないよ
ちゃんと寝たよ

元気だよ

今朝は雨なの



そっちも寒いのに いけない
また床でしょう  如何か

暖かくしていて  と



うん

うん





子供をあやすように
何度も 言って

宛の無い受け答えを 何度も繰り返して



もう一度
おやすみ  と

此処に居るから  と



暫く
沈黙を待って



電話を 切りました




貴方と云う人を 捉える
12月の鬱は



貴方の中で 何時迄続くのだろう



不安が続くと
酷くなるのかな

心配な事が有ると ひとりは辛いから



何ともないよ
今夜も見えなくなったら



また 
電話を 掛けて
わたしは大丈夫




大丈夫

ちゃんと居るよ 







何時も
此の月だけ

小さな子供に成る



貴方のその 黒い髪を




本当なら

いっぱい
いっぱい




撫でて

抱いていて





あげたいのに