男性の視線を浴びて
女は綺麗になると云うのは

きっと
当たっている



貴方と云う人は
目が

強い  と
何度か書きましたが



此れはわたしだけの 感覚なのでしょうか



時折
ふと 視線を感じて
振り向くと

貴方と云う人は 別に視線を逃す事も無く
ゆっくりと外して



此方を見て 微笑う





見られていたのだ  と
変な恥ずかしさを覚える事は

一度や二度では 無く
その度に わたしは



身体の中に
「何かが出来上がる感覚」を

何時も覚えるのです



何処を見ていたの
指先?  と聞いた事が有って
いや



「爪先」  と



…つめさき って
足じゃ無いよね  と
指の先を指すと

爪の先は
つめさきでは無いのですか  と



つ「ま」さきは 足の先
toeの事

此処は「つめさき」じゃなくって「指先」でいいんだよ
…まあ確かに 爪の先だけど



ヘンテコな 日本語講座をして



でも
此処が謂い  と

こっそり



爪を指先で すいっと撫でられると
思わず声を 上げそうに成る程に



血が 上って



思わぬ所を 見られていると
変な気分に 成るのです



…そう云えば
爪なんて



塗った事なんて 殆ど無いわ

何時も短いし
手も 小さいし



そうやって
今の自分の指先を まじまじと見てみると




わたしの爪



少し 「生き返った」  と



そう 思いました
薬が抜けて来て

でもぼこも 治って来たんだなあ



貴方の
視線の先には

何時もどんな「わたし」が 有るのだろう  と



時折 考えます



そう考えると
何時も 貴方と云う人は
わたしと一緒に居る時は



わたしの「何処か」を 見ていた気がします



貴方の視線は

「感じる視線」



首を見られていると
思った時期も あったし

脚の時期

項の時期

そして今は



左の 肩先




傷跡が好きなの?  と
先日の休暇の時 聞いたら

いや
多分



忘れないように

何時も  と



静かに 唇を寄せる



でもわたしは
勲章だと思っているから 謂いの  と言ったら

微笑ってくれて



そんな事  と



静かに 抱き寄せてくれる




同じやり取りを
何回

繰り返したことだろう





今日 此の時の
貴方の目には

何が映っているのでしょうか



その人の
視線の先 と云うものは



究極で

永遠の 「秘密」



でも
わたしを映しているのなら

少しは 教えて欲しいな



わたしだけに
そうっと

わたしにしか 解らないことばで



そうしたら
きっと



わたしの 先は



もっと