冬が 近づいて

あったかいお風呂が 恋しい季節ですよね



昨日も今日も 入浴剤を入れて

…香りが大丈夫か 少しずつ確かめ乍ら
ひとり



傷跡を 暖めています



貴方の傷跡程ではありませんが
わたしの身体も いい加減酷い物で

わたしももう 共同浴場は無理だな ☆ って

少し 思います



貴方がこのお休みで編んでくれた新作は
わたしがリクエストした シンプルなスヌード

肩迄すっぽりと 覆ってくれる
被って使うタイプの マフラーで



お仕事をし乍ら
少し寒いな と思うと

ふと 掛けて



口元迄 ふわふわと
毛糸に包まっていると



魔法が 何時もより効いているみたいな

不思議な気持ちに なります



わたしが
以前



貴方に「振られた」時



わたしは
自分が意識しないのに
涙を零して

時に身体中の筋肉が緩んでしまったかのように

涎を垂らしたり
酷い時には 汚い話ですが失禁をしたり

していました
流石に失禁はショックだったので 病院で相談をすると



安定剤が必要かと  と

そう 言われました



…「たかが」 失恋 で ?  と



そう 思ったけれど



わたしは当時
傍目にも相当危なっかしかったようで

必殺仕事人も(久々に書いた:元の職場の上司)
此の時は 相当心配をして

自宅に夕食に 何度か招いてもらったけれど
優しいご主人と 可愛いお子さんと話をしていると

結局 帰りのタクシーの中で



泣いて仕舞う



泣く と云うよりは
目から水分 と云う方が 状況的にぴったりくるのだろうけれど

目から零れる水分は



他人の精神迄 不安にさせるから



少年の前では 極力
極力泣くまい  と

…頑張ってたな  とか
お風呂の中で



ふと 思い出します



何かの きっかけで
急に

ぴりっと身体が何かを 思い出したみたいに



泣くのが止まったのだけれど
不思議な事に



その「きっかけ」が何だったのかが 思い出せない



何だったかな
きっと

少年が 「何か」をわたしに



したんだ




…お礼 言ってなかったな
ずっと とか

でも何だったっけな とか

お風呂でゆっくり考えて
ゆっくり躯が暖まったら



後は台所に行って ホットミルクを作ろう



何だか今夜は
激甘な気分だ

其の甘さが 沁み入る程に



時折
今でも

ひろのんさん 「オレにしておけばいいのに」  と



冗談半ばか知らないけれど
言ってくれた事を




思い出します



ふふ
生意気な

此れ以上 近づかないと決めた
わたしの




年下の 



恋人