少年が
留守の間に

…流石に少し 心配に成ったので
(結局彼が帰って来たのは今日の夕方でした)
Nさんに 電話を掛けてみました



Nさんは
珍しく お家に居られて(普段は殆ど繋がらないのに今日は一発だった…)
子細を話すと 噫それで  と

嫁さんも今日居ないんです
呼び出されたみたいで
いいですねえ若いもんは  と

からから 笑われて仕舞って



大丈夫ですよ
AくんとRちゃん(例の彼女)は
もうRちゃんも 一時よりは落ち着いたと思うし
それに



Aくんは「紳士」ですよ

僕なんかよりも ずっとね  と



多分嫁さんから「帰るコール」が有ると思うんで
ご心配なら 一緒にお届けします
〇〇さん 外出は厳しいでしょう  と

夕方
Nさんは 奥様と一緒に家迄彼を車で送って下さいました



少年は
帰って来るや否や

眠い  と

ソファで少し 眠った後
お風呂にざっと 入って
わたしが作った(久し振りだ…)御夕飯を 食べて



片付けをする わたしを
お茶を飲んで ぼうっと眺め乍ら
ぽつっと



何にも無かったよ





そう (確かに)聞こえたので
わたしは どきっとして
お丼を 落としそうに成って
え??????? と思わず聞き直したら

あれ
そーゆー事聞きたいんじゃ無かったの  と

笑って



徐にキッチンまで来て
棚の引き出しに入っていた 煙草に

火を

(20歳未満の喫煙は法律で禁止されています ☆)



…此処で吸ってたの  と聞くと
最近 たまに  と



噫コレ オレのじゃないよ
アイツの 

アイツ来るたんびに 此処に煙草置いてくんだよ
もう少し残ってるな
あんまし残しとくと 不味く成るから

吸う?  と聞かれて

ううん止めた  と言ったら
それがいいよ  と



赤い マルボロは
貴方の

多摩川の部屋にも
小さな 忘れ物のように



ねえ
結婚ってさ

ひろのんさんが言ったの  と聞かれたので
ううん  と

そんな事微塵も思ってなかった  と言ったら
ホントに?  と
今でも実感 これっぽっちも無いよ  と言ったら
彼は 大笑いをして



オレ ずっと前聞いた事有るんだ
ひろのんさんとの事 全然知らなかった時
アイツに

こんなとこでガキの世話してねえで
結婚相手でも探しゃあいいのに って
日本人はいいよ って
そしたら アイツ

そんな予定は無い って
今迄も 此れからも って
アイツ大嘘吐きだよな  





…それ 何時?  と聞いたら

「Rん家 泊まった日」  と

知らない?  と聞かれたので
知らない

知らなくていいよ  と



そう 答えました



アイツが言うには
女の人は

触ったら もう戻れないから って言うんだ
覚悟が要るって
好きな人が出来たら



大事にしろって
いっぱい 大事にして
それで例え 何時か嫌われても



「大切に憶う相手なら ずっと大切に出来るでしょう?」



アイツが言うには
相手の事なんてな そーなるとどーでもいいんだってさ  と
いい迷惑だよなあ
面倒臭いヤツ と
くすくす 笑って

でも



少し 解る様な気がしたよ 

ずうっと 片思いなら
ずうっと 「楽しいよね」  





煙を
貴方のように
すうっと 吐いて

貴方のように 大事そうに灰皿で消して



残り あげるよ  と
何も言えなく成った わたしを残して

部屋に帰って 行きました




片思い

かあ



如何して
貴方は

「結婚」だったのだろう



そして 彼は

彼女の 向こうに
何を 憶ったのかな



でも きっと
片思い なら



誰にも 触れさせずに

綺麗に 残せるのなら



それも「幸せ」なのでは ないのかと
自らの




欲深さを 悔い乍ら




そんな風に
思いました