昨日 退院しました

また随分 更新が開いてしまいました
書きたいな とも思ったのだけれど

余りの無力 と言った方がいいのかも識れません
PCに向かう事も無く 入院生活は殆ど過ぎて



でも 退院が見えた頃から なうはやっていました
この辺りがわたしの「やっと」だったみたい

今日は入院中の 「貴方」のあれこれを書こうと思います
この人はわたしの入院中 本当に殆ど眠っていなくて



4月末で退職したので その引き継ぎのあれこれや
先日 小さくニュースに成った物事のお祝いに関係各所に出向いて

病院にも毎日 欠かさず顔を出してくれて
両親を毎日 送り迎えしてくれて
(両親は今回 Yさんと一緒に少年の家に泊まっていたようです)
その後一晩中 病院でこの人の「仕事」をやって

たまに多摩川の家に帰ると 家事をやってくれて
お陰で帰った頃にはベッドメイクも お掃除やお洗濯もきちんとしてあって



この人が今迄 「使っていたひとたち」の再就職先も
ちゃんと約束通りに手配が済んでいて
何人かはあの方の紹介で 何人かはとある官僚の方の所へ

そして貴方の「手元」にも



お見舞いに来てくれたK君が

大丈夫かなあの人 今はひろのんちゃんよりあの人のが死んじゃいそーだよ
と 半ば冗談で言う程に

何か 自分を虐めているようにさえ 見えました



お見舞い と云えば

わたしが熱で 朦朧として居た間
K君と少年が ずっと病室に居てくれたというのです
K君はともかく 少年は今回何度も病室に足を運んでくれて

後でK君に聞いてみたら

あの人の話を聞いてたら いてもたっても居られないって
アイツ 案外心配症だからさ  と

多分少年は わたしの事はともかく
「貴方」の事を心配したのだと

そう 思いました



少年は 此の時の「貴方」を見て
一体何を 憶ったのでしょうか



熱を出している間
わたしはずうっと夢を見ていました

「貴方」が涙を流して 隣に座り込んで居る夢を

この事を 後で話したら

泣いてなんかいませんよ と この人はちょっと憮然とした顔で言った後
暫く考えて



噫でも 「そんな感じ」だった気はするな  と

微笑ってぽつりと 言いました



この人が 毎日作ってくれるジュースも
切らされる事無く何時も有る わたしの食べられるいろいろなものも



「わたしの」為 だけなのではでなく
何かの償いのような 気がしてしまうのは
わたしの気のせい なのでしょうか



このお休みが終わったら この人はもう2~3日お仕事をした後
その後は 

暫く振りの 長いお休みを取ります
わたしが知る限り この人がプライベートの長いお休みを取ったのは
わたしと知り合ってから 唯の一度もありません

お休みが ずうっと看病になっちゃうよ と ちょっと言ってみたら
悪くないね と 貴方は笑って



何かをして居た方が 気が紛れるから  と

そう 言いました



何かを含んだような其の言葉に わたしが黙っていたら
頬を引っ張られて
ごめん  と

そんな積もりは無いんだ  と



そんな積もりってどんな事なの と聞いたら
くすくすと笑って

余計な事貴女は今は考えないの  と
ベッドに押し込まれて



でもわたしはずうっと 思い出していました
目が覚めた その瞬間
初めに目に入った

灰色の瞳が 青ざめて見える程に
貴方の顔が 白く見えた事

感染症を防ぐ為の 分厚いカーテンの内側は
看護師さんと先生以外は 「家族」しか入れなかったのに
其処に白衣を着た少年も居て

少年は「貴方」を
時折 抱きかかえる様に していたのが
ぼうっとした意識の向こうで 見えた



この人も 「ぎりぎり」だったのだ



昨夜
久し振りに この家のベッドに入って
綺麗にしてくれてありがとう と言ったら
僕は此処では「居候」だから  と

手を取って 何時もの様に笑ってくれた

その人が未だ こうやって横で書いていても
何も気付く事無く
動く事も無く 



眠って居ます



今日は雨 
少し頭が痛いけれど わたしは大丈夫です
もう少し 眠ろう



貴方
本当に有り難う
そして



どうか その心が
穏やかで ありますように