癌と云う病気は
何故なるのか 解らないけれど

そして如何して生きて 如何して負けて仕舞うのか
解らないけれど



昨日 お昼寝した後
目が覚めたら 夕食の時間に成っていて
ベッドの端に 貴方が居ました

母は わたしが眠っていたので
貴方と入れ違いでホテルに戻ったのだと



今夜は 「Iさん 付いていてあげて下さい」と 母が言ったのだと



昨夜の食事に 林檎が付いていたので
それを少しずつ食べて

貴方が買って来てくれた 野菜ジュースも少しずつ 飲んで



何だか酸味が有ると 少しさっぱりして善かったようで
時間をかけて 少しずつ食べて

食事は残して仕舞ったけれど 看護師さんにそれを言うと 一緒に喜んで下さって

貴方も 目を細めて 喜んでくれて



とても 嬉しい



本当は 考える事が沢山有る
考えなくては いけない事も

頭から 離れない事も



でも 今は



自分の身体 良く成りますように
それだけを考えて



今日は点滴は外れました
ちょっとピグをやったり
頂いたコメントやメッセージを見たり

本当に 本当に嬉しい

有り難うございます



先ほど Y先生が回診に来られて
体調と 食事の様子を聞かれて



次の day8 の投薬の時まで 入院を延長しようかと 思います



こうやって書いて居ると
自分が如何に動揺しているか とか
一見平気な積もりでも 案外駄目だったのだな とか

怪我の時とはまた違う 「襞」が在るような

そんな気が しています



わたしの 「希み」は
まず 「元気に」生きてこそ

昨夜 貴方とは
そんな話をして居て



この人は 編物の「新作」を 少し見せてくれました
もう毛では無くて コットン糸で
色も肌に合う 綺麗なコッパーで



何度でも言います
貴女が生きようと言う限り 僕は 消えたりなんてしません
そんなのは 

とんでもなく「つまらない」






この人は 細い編棒を上手く操り乍ら でも強く こう言いました




今日はとても寒いらしいけれど 空はその分 
痛い程に 澄んで




わたしも こうなれたら 謂い





去年の今頃 病院から見た空と 全く違う



「あの別れの日」から 一年経った

そして今 「此処に居る」




貴方