今日は少年のお誕生日で
でもわたしはその前の日 すっかり弱って仕舞い
結局「貴方」が用意してくれていた 
温かくて甘い麦茶(!此れは…一体何時何処で覚えたんだろう…)を
でも思ったより美味しくて ちびりちびりと飲んで
お菓子を少しつまんで でも結局折角作ってもらった食事は摂る気にならず



「なう」を少しだけ書いて(これは…面白い…)
其の侭少し休もうと思って お昼寝をして



…居たのですが
夕方に携帯電話に起こされて仕舞い
誰だろう と思ったらK君からで



ひ ひろのんちゃん大変 と 何やら唯事では無い様子で



あ あの人がさ 来て
アイツの部屋 今日は絶対に出入禁止って言うの と
え?「貴方」は其処に居るの と聞いてみたら

違うもう帰っちゃった と
Cちゃん中にまだ居るんだよ アイツ一緒なんだよ と



???え??? とわたしは何だか状況がさっぱり解らなくて
K君はネット風に云うと正に (((;; Д)) ガクブル ← 多分こんな風 笑 で (少し覚えましたw)



オレらヤバいから 今夜ひろのんちゃんの部屋使っていい とか
いやあのそれは別に一向に構わない のだけれど
ええと 別に彼女は よくお泊まりもするしあの二人同じベッドで平気で寝るよ? そう言ったら



いやそうなんだけどさ 今日は「違う気がする」 って あの人マジで言うんだよ と
もうすっかり ひそひそ話のおばさん(おじさん?w)モードになっていて
え 違うって

違う って まさか
まさか



え えええ
そ それってえっとあの と わたし迄すっかり興奮して仕舞い(…馬鹿…)



話によると
「貴方」は彼女を伴って少年の家に来て
一緒に少年の部屋に入って 少し彼と話をして
その後「貴方」だけが部屋から出て来て K君とSちゃんに 
今日は 彼らは二人きりにしてあげて下さい と
今日は「違う」「気がします」から と
その後普通にSちゃんに頼まれた日用品の買物をして その荷物を置いただけで
「貴方」は其の侭 さっさと帰ってしまったのだと



そしてそれきり 少年の部屋のドアは 開いていないのだ と



…えっとー と わたしは電話で其の侭考え込んで仕舞い
あの人がそう言うのなら きっと「そういう」事 なんじゃないのかな と 
だって もうそれしか答えようも無いし 笑
何だよアイツ 今迄此処では何にもなかったのにさあ と すっかり「小姑」モードのK君が



でも



少年は「女性」を識らない訳ではありません
わたしは其の経緯を知った時 始めは流石に相当驚きましたが
でも冷静に考えると それは間違いなのでは無く 寧ろ「正しい」事なのだと



「貴方」と云う人は 彼に「女性」を 「教えた」



恐らく一人では無いと思います 
わたしが知らない間もきっと何人かの「女性」を 彼は「知って」います
其処に突然わたしが「入った」ものだから 「貴方」は思う処有ってあんなにも彼を諌めたのです

此の人は「彼女達」とは違う あなたはそれを解っているのか と



わたしは自分が女 なので 「男性にとっての女性像」と云う物は正直分からない
でも 確かに資産家の子息としての彼にとっては 或る意味「必須」の事なのだろう と
当時 案外ドライに理解する事にしました と云うのは



少年自身が 余りに真摯に「彼女達」を愛そうと 努めて居たから
そして本当に 純粋に「大切」に 思って居た そう思えたからです 



但人のわたしにとっては 世の中にこんな「仕事」が存在するのか と
衝撃を受けた事は確かに事実で
「貴方」と云う人が彼の為に「選んだ」 「プロの」女性と彼は関係を持って 
でも少年は其の女性からも確かに「何か」を学んで居ました
其の女性の部屋から帰ってこないことも 時には暫しあって
其処にどんなストーリーが有ったのか 流石に其処迄はわたしは知る由も無いのだけれど



「貴方」と云う人が 一体どんな基準で その女性を彼にあてがうのか
わたしには決してその理由を言う事はありませんでした
そして一時は そんな「貴方」に嫌悪感すら覚えた時期も勿論有った だけど 

少年は何時か わたしにぽつりと こう言ったのです



女の人は哀しい 守ってあげたい でも出来ない と



其の言葉は わたしの何処かに 確かに響いて
そして本当に「出来なかった」時 彼は本当に悔しそうで 此の上無くもどかしそうで
「貴方」と云う人は 彼に何て惨い事をするのだろうかと 本気で思った時期も確かに有った

でも



でも確かに 其れは揺るぎなく「真実」なのだと
其れこそが 「貴方」と云う人が 彼に教えたかった「真理」なのだと



「貴方」と云う人は 彼に何か「残酷な事をしなければならない」時
何時も目を細め 哀しい眼差しで 何処か遠くを眺めているように思えた
彼自身が如何に子供で 彼自身という「男」はこんなにも無力なのだと
「Mさん」が悲しく亡くなる其の時迄 そんな事は続いて でも



彼が少しずつ立ち直っていく その様を此の目で見て わたしは初めて気が付いた
「貴方」と云う人が 一体何を 其処迄しても彼に伝えたかったのかを



人と人
男と女
その繋がりの 脆さと 悲しみ
その怖さ 恐ろしさと その儚さ 

そして そんな哀しい関係の中こそ存在する 



「本当の」人の優しさと 人の歓びとは 




その事なのだと



そしてそれは 恐らく「貴方」と云う人には 



決して普通に経験する事すら許されなかった そのものだったのだと



少年が 今日と云う日に もし本当に彼女をその腕に胸に抱いたのなら
彼は彼女の中に その事を 見つけることはできたのだろうか



そして「貴方」が如何しても導きたかった その歓びと その怖さを
彼は本当に 感じ 見出す事は できたのだろうか



誰しも心の端に必ず存在する 「その事」 を




でも 
それをもう彼に訊く事は 「貴方」は決して無いのです
「貴方」の言葉通り 少年は きっと普通に「大人」になってゆくのだから



大人に なって
何時か 離れる



でもわたしは想う
彼らはきっと その意味を育むことは 彼らならきっとできると



そしてまた 
あたらしく 出会ってゆく




「貴方」にも きっと 


きっと













※追記11/26
昨日11/25は「新月」だったのですね。
「彼ら」の祝福には よかったんじゃないのかな♡ なんてね☆