昨日
K君は 約束通りの時間に来てくれて
下迄降りようとしたら
いいよオレが上に行くから此処だけ開けて と
玄関先迄来てくれました
なんかすんごいマンションだねえ 何時買ったのさ と聞かれ
25の時 と言ったら
彼はにんまりして
へえぇ と
意味深に笑ってわたしをちらっと見ました
でも結局彼は玄関より中に入る事は無く
準備出来る迄此処で待たせてもらうから ゆっくりでいいよ と
後で理由を聞いたら
折角の「愛の巣」なんだし?と 笑っていました
彼はこの日は思ったよりもずっとナチュラルなメイクで
ジーンズにブーツ と云う至ってカジュアルな姿で(でもか 鞄が…)
少しのアクセサリーで 髪も何時もの短いまま
でも お化粧ひとつでこんなにも綺麗になれるのか とまじまじと見てしまって
それに気付いたのか
最初彼女も オレの事「女」だと思って声かけたらしいよ と 笑って言いました
大学病院の待合室は 吹き抜けが気持ちよくて
婦人科 と云っても 前行った「婦人科専門」では無く産科も有って
小さいお子さんや 妊婦の方もたくさんいました
たまに泣いている 小さいお子さんもいて 少しはらはらし乍ら
でもぼうっとして その景色を眺めていました
K君が 今日何か書くもの持って来た と聞いたので
モレスキンを取り出して 今迄の経緯を書いたページを見せたら
流石 と言って
結局わたしは「個人的な頼み事」は 其の時はすっかり頭に無くて
唯々 ぼうっと していたくて
診察さ オレ一緒に居てもいいんだよね と彼が言ったので
うん とだけ答えました
本当にいいお天気で
ガラス張りの天井から 青い空が見えて
ふと「貴方」の姿が 頭を過りました
いろんな「貴方」が 其処には居て すると
ふわっと 後ろから
何かが「重なる」感触を憶えました
そうしたら 名前を呼ばれて 診察室のすぐ前に来るように言われて
K君は 何かメールを打っていて
すぐに 片付けましたが
さてと もう「オレ」は止めるね と 「女性」になった彼が
先生は前回来た時と同じ男性で 少し年上っぽいんだけれど随分と細い印象の方で
足下のビルケンシュトックが前からずっと気になっていて やっぱり足が疲れるんだなあとか
何時か聞いてみたいなとか 余計な事を考えていて
友人も一緒に居てもらって構いませんか と言ったら構いません と
エレガントなK君が入って来て 少し先生の顔つきが変わった気がしました 笑
ええと と先生がわたしの名前を確認して色々用意されている間
今日は他の先生も同席しますが と言われて 他にも3人の「先生」が入ってきました
看護士さんも入れて 結局わたしたちを含めて7人も居て
何だか診察室が狭いな と また余計な事を考えて
結論から言うと 卵巣膿腫で或る事は間違いないです
右側の卵巣の前回のエコーの写真を見乍ら ちょっと後でもう一度内診しましょう と
此処迄大きくなると 茎捻転の危険が先ずは考えられるので手術が必要と考えています
唯 ○○さんの場合は ええと
と MRIと CTの写真を何枚も今度は壁にさっと止めて
血液検査の結果を 見せてもらって
Ca125とCa19-9 この2つの腫瘍マーカーの値が非常に高い事
体重 増えてませんか と聞かれて 此処暫く測っていませんと答えたら
ちょっと今測ってみましょうか と 看護士さんが体重計を持って来てくれて
そうしたら
少しだけですが増えていました
随分痩せてしまいましたね と 「貴方」は言ったのに あれ?と思って
普段の体重はどのくらいですか とか 何かサイズで変わった事は とか色々聞かれ
そうか 「痩せたのにサイズが変わらなかった」と云う事に初めて気付きました
その他食欲や 生活習慣の事を聞かれて
ここの部分に と何枚かの写真の背骨に近い部分を指して
水 と云うかまあええと腹水が若干溜まっているのが見られます あと
前行かれたのは●●クリニック…でしたか ええと と カルテを何度も確認し乍ら
此処からは 手術をしないとはっきりとした事は未だ云えませんが と前置きされた上で
膿腫が悪性である可能性があります と
開腹手術をして 病理検査と云う事になります と
淡々と説明して下さり
幾つかの可能性を ゆっくりと説明して下さいました
先ずはこの肥大してしまった右卵巣と卵管を取り除く事
内膜症かと思っていたものが 腸に癒着して居るこれが「別の物」の可能性である事
開腹時の所見で 場合によっては生殖器を総て取り除く可能性がある事
また腹水が有る場合転移も考えられる 等々 様々なリスクを説明して下さり
ご結婚されるんですか と
ふと わたしの指輪に目を留めて
わたしは メモを取るのを止めて
はい と 答えました
生殖器については 出来れば 出来れば 残したいんです と
其処迄云って わたしは力を込めて
子供が 欲しいんです
と
K君の顔をふと見たら 彼はかなり驚いていた様子で
先生は そうですか まだお若いですもんね と(と云うこの方もそんなに…年は…)
内診をしましょうか そこでもう一度ご説明します と
するとK君が これ持ってて と ハンカチに隠した携帯を渡してくれました
あ
と思って彼の顔を見たら 彼は静かな目をしていて 何も言いませんでした
内診台に上って エコー画面を(一体何人このカーテンの向こうにいるんだろう…)見乍ら
此処が卵巣です ええと 左側は特に肥大と云う程では無いですね と
此処が子宮です ええとー(が彼の口癖のようです)筋腫が有りますね ええと1 2…
小さいのも有りますね ええと5個…かな と
其処迄聞いて わたしはあれ?と思って
あの 先日●●クリニックでは8個と言われました と言ったら
そうですか?ええと ええとー と先生は器具をあちこちに動かして いろんな部分を見て
うーん 僕には5…個しか確認出来ないなあ と 其処で他の誰かと話をして
わたしはそこでふと思い出して
あの 3年程前同じクリニックで一度診て頂いたんですが と
その時にわたし 子宮が「萎縮」していると言われたんですが と
そうしたら 先生は
え?そうなんですか? と 何だか意外そうな様子で
特にそんな風には僕には見られないなあ と
わたしはその言葉に
何だか物凄い 「光」を感じて
こっちが右ですね と ほら左と大分違いますよね と
サイズ測ってみましょうね と(ええ こんな事も出来る…のか)
サイズは体調によっても若干は変わるんですが 充分危険な大きさだと認識して下さいね と
で ええと此処にこの影がありますよね と 白い部分を指して
あと ちょっと動かしますね と
わたしは力を抜くどころか先生の好きなように ぐるぐる器具を「中」で動かされて仕舞い
MRIにも映ってましたが 此処にも塊がありますよね と
黒い影を映して
こういうのは「開けて取り出さないと」良性か悪性か解らないんですよ と
内診が終わって もう一度大人数で診察室に戻って
ええと 何度も言いますが今は未だ「癌」だとは言えません
良性の可能性もあるし「境界性悪性」って言う…ああネットとかでお調べになりました と
わたしは はい と答えたら
ええと ステージ云々って云うのは病理検査をした後の事なんでねえ
あんまり気にしないでいいと思います その時にならないと解らないし
但 見てみないと なんです
「ご希望」に添えるかどうかは今この時点では言えませんが
当病院の方針でもありますんでね 極力努力は勿論します と
でもね ええと リスクを「残す」事にも成りかねないので
そこは此れから考えましょう と
ええと こんな事を伺うのは大変恐縮なんですが
お相手の方は お子さんを望んでおられるんですか と
わたしは
話していません
あくまでこれはわたしの意思です と
うーん と其処で先生は頭をペンで掻いて
まあ言うと ええと此れは「二択」になりますんでね と
其処はじっくりお相手とお話なさった方がいいと思いますよ
お話し辛いかもしれませんが お話を聞いてると
あまり自覚症状が無いようなので 道はあると僕は思います ええと
あくまでこれは個人的な所見ですがね と 他の「先生」をちらちら見乍ら
次の診察日を予約して
入院の日を確認して でも状況にもよりますから其の時はお電話してもいいですか と
携帯番号を書いて 幾つかのパンフレットを貰い
そこで診察は 終わりました
待合室に戻って K君に携帯を手渡しました
するとK君は
このまま話したら と
もしもし と言ってみたけれど
相手が暫く黙っていたので
Aくん と
普通に 少年の名を呼んでいました
少年は 確かに其処に居て
暫く黙っていましたが
あのね
わたし 大丈夫だと思うの
今度ゆっくり 話してもいいかな と
暫くの沈黙の後
ヤツに代わって と 小さな声で
K君に電話を渡したら
こんの アホが!!!!!!!!!!!!!
と
こっちまで丸聞こえなくらい 大きな声で怒鳴って
K君が思わず電話を1メートルくらい離して
そこで電話は 切れました
K君は苦笑いして
あーあ まーた帰ったらアイツの雷かよう と笑って
最近アイツ ほんっと怒鳴り過ぎだよねえ と
何時ものK君の顔に戻っていて
お疲れさま
お茶でも ってホントは言いたいところだけど と時間を確認して
今日は帰るか 「やらないとね」 と
精算だけ済ませて
車でまた 送ってもらって
此処でいいよ と言おうとしたら
だーめ 玄関迄がオレの役目 と言って
結局また 玄関の中迄一緒に来てくれて
わたしが先に家に入って
少し中で休んだら と言ったら いや いいよ此処で と
あのさ
と
一言 彼は何か言おうとして
え
と 玄関迄戻ったら
K君は 神妙な面持ちで
実はさ この電話
ごめん あの人にも 飛ばしてあるから と
一言言って
頭を撫でてくれて 頬にキスをして
其の侭 帰っていきました
K君は 約束通りの時間に来てくれて
下迄降りようとしたら
いいよオレが上に行くから此処だけ開けて と
玄関先迄来てくれました
なんかすんごいマンションだねえ 何時買ったのさ と聞かれ
25の時 と言ったら
彼はにんまりして
へえぇ と
意味深に笑ってわたしをちらっと見ました
でも結局彼は玄関より中に入る事は無く
準備出来る迄此処で待たせてもらうから ゆっくりでいいよ と
後で理由を聞いたら
折角の「愛の巣」なんだし?と 笑っていました
彼はこの日は思ったよりもずっとナチュラルなメイクで
ジーンズにブーツ と云う至ってカジュアルな姿で(でもか 鞄が…)
少しのアクセサリーで 髪も何時もの短いまま
でも お化粧ひとつでこんなにも綺麗になれるのか とまじまじと見てしまって
それに気付いたのか
最初彼女も オレの事「女」だと思って声かけたらしいよ と 笑って言いました
大学病院の待合室は 吹き抜けが気持ちよくて
婦人科 と云っても 前行った「婦人科専門」では無く産科も有って
小さいお子さんや 妊婦の方もたくさんいました
たまに泣いている 小さいお子さんもいて 少しはらはらし乍ら
でもぼうっとして その景色を眺めていました
K君が 今日何か書くもの持って来た と聞いたので
モレスキンを取り出して 今迄の経緯を書いたページを見せたら
流石 と言って
結局わたしは「個人的な頼み事」は 其の時はすっかり頭に無くて
唯々 ぼうっと していたくて
診察さ オレ一緒に居てもいいんだよね と彼が言ったので
うん とだけ答えました
本当にいいお天気で
ガラス張りの天井から 青い空が見えて
ふと「貴方」の姿が 頭を過りました
いろんな「貴方」が 其処には居て すると
ふわっと 後ろから
何かが「重なる」感触を憶えました
そうしたら 名前を呼ばれて 診察室のすぐ前に来るように言われて
K君は 何かメールを打っていて
すぐに 片付けましたが
さてと もう「オレ」は止めるね と 「女性」になった彼が
先生は前回来た時と同じ男性で 少し年上っぽいんだけれど随分と細い印象の方で
足下のビルケンシュトックが前からずっと気になっていて やっぱり足が疲れるんだなあとか
何時か聞いてみたいなとか 余計な事を考えていて
友人も一緒に居てもらって構いませんか と言ったら構いません と
エレガントなK君が入って来て 少し先生の顔つきが変わった気がしました 笑
ええと と先生がわたしの名前を確認して色々用意されている間
今日は他の先生も同席しますが と言われて 他にも3人の「先生」が入ってきました
看護士さんも入れて 結局わたしたちを含めて7人も居て
何だか診察室が狭いな と また余計な事を考えて
結論から言うと 卵巣膿腫で或る事は間違いないです
右側の卵巣の前回のエコーの写真を見乍ら ちょっと後でもう一度内診しましょう と
此処迄大きくなると 茎捻転の危険が先ずは考えられるので手術が必要と考えています
唯 ○○さんの場合は ええと
と MRIと CTの写真を何枚も今度は壁にさっと止めて
血液検査の結果を 見せてもらって
Ca125とCa19-9 この2つの腫瘍マーカーの値が非常に高い事
体重 増えてませんか と聞かれて 此処暫く測っていませんと答えたら
ちょっと今測ってみましょうか と 看護士さんが体重計を持って来てくれて
そうしたら
少しだけですが増えていました
随分痩せてしまいましたね と 「貴方」は言ったのに あれ?と思って
普段の体重はどのくらいですか とか 何かサイズで変わった事は とか色々聞かれ
そうか 「痩せたのにサイズが変わらなかった」と云う事に初めて気付きました
その他食欲や 生活習慣の事を聞かれて
ここの部分に と何枚かの写真の背骨に近い部分を指して
水 と云うかまあええと腹水が若干溜まっているのが見られます あと
前行かれたのは●●クリニック…でしたか ええと と カルテを何度も確認し乍ら
此処からは 手術をしないとはっきりとした事は未だ云えませんが と前置きされた上で
膿腫が悪性である可能性があります と
開腹手術をして 病理検査と云う事になります と
淡々と説明して下さり
幾つかの可能性を ゆっくりと説明して下さいました
先ずはこの肥大してしまった右卵巣と卵管を取り除く事
内膜症かと思っていたものが 腸に癒着して居るこれが「別の物」の可能性である事
開腹時の所見で 場合によっては生殖器を総て取り除く可能性がある事
また腹水が有る場合転移も考えられる 等々 様々なリスクを説明して下さり
ご結婚されるんですか と
ふと わたしの指輪に目を留めて
わたしは メモを取るのを止めて
はい と 答えました
生殖器については 出来れば 出来れば 残したいんです と
其処迄云って わたしは力を込めて
子供が 欲しいんです
と
K君の顔をふと見たら 彼はかなり驚いていた様子で
先生は そうですか まだお若いですもんね と(と云うこの方もそんなに…年は…)
内診をしましょうか そこでもう一度ご説明します と
するとK君が これ持ってて と ハンカチに隠した携帯を渡してくれました
あ
と思って彼の顔を見たら 彼は静かな目をしていて 何も言いませんでした
内診台に上って エコー画面を(一体何人このカーテンの向こうにいるんだろう…)見乍ら
此処が卵巣です ええと 左側は特に肥大と云う程では無いですね と
此処が子宮です ええとー(が彼の口癖のようです)筋腫が有りますね ええと1 2…
小さいのも有りますね ええと5個…かな と
其処迄聞いて わたしはあれ?と思って
あの 先日●●クリニックでは8個と言われました と言ったら
そうですか?ええと ええとー と先生は器具をあちこちに動かして いろんな部分を見て
うーん 僕には5…個しか確認出来ないなあ と 其処で他の誰かと話をして
わたしはそこでふと思い出して
あの 3年程前同じクリニックで一度診て頂いたんですが と
その時にわたし 子宮が「萎縮」していると言われたんですが と
そうしたら 先生は
え?そうなんですか? と 何だか意外そうな様子で
特にそんな風には僕には見られないなあ と
わたしはその言葉に
何だか物凄い 「光」を感じて
こっちが右ですね と ほら左と大分違いますよね と
サイズ測ってみましょうね と(ええ こんな事も出来る…のか)
サイズは体調によっても若干は変わるんですが 充分危険な大きさだと認識して下さいね と
で ええと此処にこの影がありますよね と 白い部分を指して
あと ちょっと動かしますね と
わたしは力を抜くどころか先生の好きなように ぐるぐる器具を「中」で動かされて仕舞い
MRIにも映ってましたが 此処にも塊がありますよね と
黒い影を映して
こういうのは「開けて取り出さないと」良性か悪性か解らないんですよ と
内診が終わって もう一度大人数で診察室に戻って
ええと 何度も言いますが今は未だ「癌」だとは言えません
良性の可能性もあるし「境界性悪性」って言う…ああネットとかでお調べになりました と
わたしは はい と答えたら
ええと ステージ云々って云うのは病理検査をした後の事なんでねえ
あんまり気にしないでいいと思います その時にならないと解らないし
但 見てみないと なんです
「ご希望」に添えるかどうかは今この時点では言えませんが
当病院の方針でもありますんでね 極力努力は勿論します と
でもね ええと リスクを「残す」事にも成りかねないので
そこは此れから考えましょう と
ええと こんな事を伺うのは大変恐縮なんですが
お相手の方は お子さんを望んでおられるんですか と
わたしは
話していません
あくまでこれはわたしの意思です と
うーん と其処で先生は頭をペンで掻いて
まあ言うと ええと此れは「二択」になりますんでね と
其処はじっくりお相手とお話なさった方がいいと思いますよ
お話し辛いかもしれませんが お話を聞いてると
あまり自覚症状が無いようなので 道はあると僕は思います ええと
あくまでこれは個人的な所見ですがね と 他の「先生」をちらちら見乍ら
次の診察日を予約して
入院の日を確認して でも状況にもよりますから其の時はお電話してもいいですか と
携帯番号を書いて 幾つかのパンフレットを貰い
そこで診察は 終わりました
待合室に戻って K君に携帯を手渡しました
するとK君は
このまま話したら と
もしもし と言ってみたけれど
相手が暫く黙っていたので
Aくん と
普通に 少年の名を呼んでいました
少年は 確かに其処に居て
暫く黙っていましたが
あのね
わたし 大丈夫だと思うの
今度ゆっくり 話してもいいかな と
暫くの沈黙の後
ヤツに代わって と 小さな声で
K君に電話を渡したら
こんの アホが!!!!!!!!!!!!!
と
こっちまで丸聞こえなくらい 大きな声で怒鳴って
K君が思わず電話を1メートルくらい離して
そこで電話は 切れました
K君は苦笑いして
あーあ まーた帰ったらアイツの雷かよう と笑って
最近アイツ ほんっと怒鳴り過ぎだよねえ と
何時ものK君の顔に戻っていて
お疲れさま
お茶でも ってホントは言いたいところだけど と時間を確認して
今日は帰るか 「やらないとね」 と
精算だけ済ませて
車でまた 送ってもらって
此処でいいよ と言おうとしたら
だーめ 玄関迄がオレの役目 と言って
結局また 玄関の中迄一緒に来てくれて
わたしが先に家に入って
少し中で休んだら と言ったら いや いいよ此処で と
あのさ
と
一言 彼は何か言おうとして
え
と 玄関迄戻ったら
K君は 神妙な面持ちで
実はさ この電話
ごめん あの人にも 飛ばしてあるから と
一言言って
頭を撫でてくれて 頬にキスをして
其の侭 帰っていきました