今朝
貴方は出て行く間際
「お土産」を置いていってくれました



わたしの好きな
貴方が煎れてくれたポットいっぱいの珈琲
其れと




貴方は以前から
自分の煎れた珈琲を 保温水筒やポットに入れて持ち歩く癖が有って
日曜日 お買い物をした時も
何時も家に有る物と同じデザインの物を 購入して居ました
(たまに出張先のホテルで見かけると 嬉しくなったりするのです)



そう云えば
日曜日 さり気なく喫茶店に入ってお昼を食べたのだけれど
この人が こうやってお店に入って食事する風景も 実は初めてだった
貴方には少し「勇気」が要ったのではないのかと
でも



疲れませんか と
ずっと言って居てくれたのだから
きっと 貴方なりに 物凄く気を遣ってくれて居たのだと



指輪は
昨日も今日も お互いの指にさり気なく有って
気恥ずかしい と云うよりは



わたしは 何だか
途轍もなく強力な「お守り」を貰った そんな気がしていて



15時から わたしの「戦い」が始まる時
昨日はK君に 総てを任せて
わたしは彼の「駒回」を ずっとromして居ました



彼は確かに
以前は(寧ろごく最近迄)自分なりの手法で
「回」して来たに違いないのだけれど(そして其れは相変わらず見事なのだけれど)
時間が終わった時少し「負けが込んだ」様に見えて



甘い と思ってしまって
ついつい チャットでは無く電話を使って



色々と 相当辛辣な言葉で「大感想戦」をしてしまって
一緒に聞いていた少年が大笑いして K君はひろのんちゃん厳しいなあ とずっと言って



普段の「対戦」なら此処迄は勿論言いません(寧ろ会社では相当抑込んで居た…つもり)
但 今回は「早い」「結果」を少年が求めて居るのだから
そして K君程の「打ち手」だからこそ 其れは言える事なのだから



でも
確かに 先週は「暴れ過ぎた」ので
今週は 此れ位「手を緩める」のも 悪くないのかも識れない
余りやり過ぎると 足下が暴かれてしまうかも と云う考えも少し有って



今日の「占い」をもう少し詳細にした物をK君に託して
そこで昨日は 終了にしました



貴方は 夜8時過ぎにはもう帰宅して居て
暫く わたしの「仕事」の様子を眺めていましたが



久し振りに見たな と 少し微笑って
軽い夕食を作ってくれました



貴女は自宅に仕事を持ち込むと
たちまち ワーカホリックに成りそうですね と微笑って
今日の進捗を お互いに報告して
(金曜日貴方は大胆な大博打をひとつ打って居て 結果は良好…凄い…)



そして
暫く わたしの顔をじっと見て
何かを考え乍ら



もう遅いから
一緒に風呂に入っちゃおう と 



…実は 此れは初めてでは無いのですが…
こんな事迄書いちゃって謂いのかな  赤面



お湯をたっぷり溜めて
久し振りに わたしは貴方の「裸」を見ました
やっぱり以前の印象より 未だ少し痩せて居るみたい



貴方はわたしを 後ろから抱き乍ら
此れでも少しは 戻ったんですけどね と



わたしの肩の傷は 実は後ろ迄ざっくり貫通して居て
(痛いお話で 本当にご免なさい)
肩に お湯をかけてくれ乍ら
左腕の筋力は 流石に未だ 戻って居ないのでしょう と



わたしは 子供の頃から長い間
実家の流派の と或る武術を嗜みます
但 怪我をしてからは ずっと稽古すらご無沙汰で



左腕の稼働は 今の内に柔らかくしておかないと
硬くなって仕舞うといけない と
何時もリハビリでやる時の様に 貴方が促す侭 
肩から肩甲骨 肘から肩にかけて少し動かして



お風呂でやると 余り痛くなくて
思った以上に 腕は回って
病院より謂いわ と言ったら 貴方は嬉しそうにして居た



髪や軀を洗う風景を 久し振りに見て
何だか途端に恥ずかしくなって わたしが洗う時シャワーカーテンを閉めようとしたら
上せます と 結局貴方にばっちり「観察」されて仕舞い(わああああ)



ラフなパンツだけを履いて 洗い髪の侭
珍しくドイツビールを呑む 貴方を暫く眺め乍ら
(この人は普段 夜はお酒は殆ど呑まないのです)



やっぱり 今迄少年の家に居た頃の貴方と
「此処」に居る貴方は 少し違うんだと
少し 甘い空気を感じ乍ら



貴方は 其の傷は 
「消そう」とは思わなかったの と初めて訊いてみた



貴方は
少し微笑って



思った事も何度も有るけど
「忘れない」為には 寧ろ謂いんじゃないのかな と



貴女だって 「そうなのでしょう」 と



静かに言って
わたしの肩先に触れた後 少し長いキスをした



貴女は湯冷めするといけないから 早く着替えて と
寝室に連れて行かれたものの
貴方は わたしが着替えようとするのに ずっと其処に居座って(ひええええ)



…脱ぐのは良いけど 着るのは女は恥ずかしいのよ
なんて ぶつくさ言ってみたら
貴方は笑って じゃあ引き続きどうぞ とにやにやした侭結局其処に居て



このムッツリどさぐれ野郎 とか 内心少し思って居たら
貴方は



たった1日なのに 不思議なもんだな
貴女 「色」が 戻って居る 







わたしが 理由を聞く間もなく
よかったら 此の侭傍に 




結局
また同じベッドに入って
貴方は同じ様に 後ろから抱いてくれていて



わたしは
貴方の左指にある 其の指輪にキスをした



此れは
「枷」では ないのよね
と 聞いてみたら



其れは愚問だな

貴方は 抱いた手に軽く力を込めて



折角だから
今夜は此の侭 「悶々として」寝ようと思います と
何だか 体中の毛穴がびっくりしてしまいそうな事をさらっと言って



黒い髪の香りが近付いて来て
耳と 首筋にキスをされて



わたしは 唯 どきどきしてしまって
思わず声をあげそうになるのを 必死で堪えて



まずいなあ
でもいい機会だから この際耐える事も少しは覚えようかな と



悪戯っぽく
笑い乍ら



額と額を合わせて
少しだけ凭れかけた 貴方の軀の重みを
懐かしく でも 愛おしく思い乍ら



何だか
貴方が帰って来て やっと
本当に久し振りの「幸福なキス」を した気がします




朝食の後
珈琲を煎れ乍ら
貴女は仕事では すぐ無理をするから
暫くは気を付けないと駄目ですよ と
彼がやっているように 牛乳を少し入れると謂い と



そして 出掛ける間際



昨夜改めて思い知ったんですが
どうやら僕は 本当に



貴女の事が とんでもなく好きらしい 







悪戯っぽく 微笑って言ってくれました