前日は1日中雨だったが、朝には上がっていた

 

快晴ではないものの、由布岳山開きが開催された

 

本当に親切な大家さん、見てみたいと言ったら、クルマで連れて行ってくれた

 

由布岳山開き01 23-05-14

霧で煙っている。右奥は演奏する自衛隊の皆さん

 

湯布院町には、陸上自衛隊の駐屯地があり、日出生台(ひじゅうだい)の演習場からの砲撃演習の音は由布院盆地に響く

 

8時から自衛隊の演奏

 

8時半から記念品の配布

 

キャップでした

由布岳山開き記念品 23-05-14

 

受け取った人は、山を登り始めます

 

由布岳山開き02 23-05-14

ここから5合目まではなだらからしい

 

9時から山開きの式典

 

主催者や来賓などの挨拶とともに、仏式の安全祈願

 

由布岳山開き04 23-05-14

 

佛山寺(ぶっさんじ)のご住職が導師を務められていた

 

佛山寺のご本尊は観世音菩薩で、その菩薩は由布岳の観音岩に元々はあった

 

佛山寺と由布岳の関係は深い、とのこと

 

 

私の疑問は、山開きの安全祈願は普通は神社の神主がしているように思う、もっとも山開きに参加するのは初めてなので定かではないが

 

一例は、富士山で、山自体が浅間神社のご神体であるから、浅間神社が取り仕切る

 

 

宇奈岐日女神社は、式内社であり、そのご神体は由布岳である

 

豊後の国(大分県)の式内社はそのご神体が山であることが多く、全国的にも珍しい

 

式内社は延喜式神名帳によって指定された由緒ある神社である

 

 

つまり、私の疑問は、なぜ宇奈岐日女(うなぎひめ)神社の神事として山開きが行われないのか、である

 

答えは記念品のキャップにあった。

 

第43回山開き、つまり、1980年に始まった

 

古くから行われているものではなく、観光イベントなのである

 

当時の経緯は不明らしいが、佛山寺が引き受けたということであろう

 

湯布院町が合併し由布市となる前は、五合目で山開きが行われており、かなりの負担であったようだ

 

 

今日の由布岳はこれ

今日の由布岳 23-05-14

山頂は見えません

 

みなさん、ご安全に登山してください