いいことか、余計なことか | one-walk

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独りで歩く、一歩踏み出す

昨日の朝の話。

勤務先の最寄駅を出て地上へ上がるエスカレーターの手前の通路に

「カード」が落ちているのを見つけた。

周りには誰もいない。

拾って表側を見たら、社員証だった。

名前と、大きめの顔写真がついている。

そのエスカレーターのある自社オフィスビルの社員のものだった。

規模の大きい企業なので、1階オフィスエリアへの出入りには、

社員証を認証させて通過するようになっている。

その横に警備員が立っているから、「落ちてました」と渡しに行こうと思い、

エスカレーターを上がってビルの自動ドアを通過したところで、

人が一人こちらに(下りのエスカレーター)歩いてくるが見え、見え・・見たことある顔。

社員証の写真の顔。

相手も、すぐに、私が左手でつまんで持っているカードに気が付き、目が合った。

「もしかして・・・」と目がしゃべった。

私はカードを渡し、「ありがとう」みたいなことを言われたけど、一瞬。

やばい取引でもないのに、何事もなかったように私はビルから公道に出て、

黙々と勤務先へと歩き出した。

 

通勤時間でもほとんど人の通らない場所だったし、

私が拾わなくても、彼は来た道を探しに戻って、無事拾っただろう。

私が拾うことで、行き違ったとしたら申し訳ないことになっていたかもしれない。

いいことをしたのか、余計なことをしたのか、なんかスッキリしない。

 

昨年暮れに、地元の道路でも、ネックストラップの付いたカードを拾ったことがある。

これまた大企業さんの社名入り。

帰宅時でみんなに踏まれていたから、仕方なく拾って、翌日その企業の総務へ電話した。

「封筒を送るので中に入れて送り返して」と言われその通りにした。

電話でもお礼を言われず、封筒で送り返したあとも、「届きました」とも何とも言ってこない。

その企業(グループ)が大嫌いになった。

グループの銀行に口座を持っていたなら、速攻解約していただろう。

こんな気分が悪くなるなら、拾わなければよかった。

 

カードなんて拾わないほうが賢明なのかな。