先日大学に向かう列車に乗っていた

席は空いていたが、女性が座っていた

厚めのダウンを着ていたし、身体は当たることは分かっていたので、座ってしまったら相手は少なからず嫌な思いをさせると思い、立っていた。

立っている人は自分一人だけだった。

とことん自分の自意識の嫌気が差す。


そんな時に、おそらく30代の男の人が乗ってきた。

首にかけていたカメラが流れるように顔の前にセットしシャッターを押していた。

電車のドアの上にある電光掲示板を撮っていた。

なぜ撮っているのかは理解できなかったが、何だかかっこよかった。


俺は女性の隣に気を使いすぎて座れなかった。

この人は周りの目を気にせず自分の好きなことを夢中になっている。

自意識に終着点はなく今日も止まっている

いつかこの列車から降りたいものだ