今日は卒業論文の試験だった。卒業式を除けば、最後の登校日だった。
今まで4年間一緒の授業を受けた友達とも、授業終わりにサイゼリヤに行くこともないのかと思うと、胸の中で燃える太陽は夕方を通過することなく、沈んでしまった。
試験を終えると、最後にと友人と学食でカレーを食べた。
1.2年生の時よく食べていた。特別美味しいとも言えない学食カレー。ここの福神漬けが1番美味しい。
カレーを食べ終わると、カラオケへ行った。
名残惜しさをかき消すように歌い、踊り、沸かした。22歳男の本気のマルマルモリモリは、友人の瞳にはどう映っただろうか。
カラオケを出ようとした時に、「もう一曲いい?」と友人が口を開く。
ケツメイシの「友よ〜この先もずっと・・・」を入れ、みんなで熱唱した。
この先もずっと友達。とか、口に出すのは小っ恥ずかしいし、そんなの言えるほど私たちは強くない。でも、きっとこれが本心だし、本心だからこそ音程なんて関係なくみんなで声を荒らげた。
ふと、「桜は散ったら、もう桜ではないのか。」
と疑問が頭によぎった。
きっと散っても、桜であるように、
大学卒業しても僕たちは関係は何一つ変わらない友人だろう。
夜を迎えたはずなのに、まるで夕陽に照らされた水辺のようだった。
カラオケを出て、「サイゼ行くか」と提案すると、「おう」という言葉の後には静寂が響いた。
30分が経ち、私は先に店を出て、旅をするために電車に乗った。広島行きの夜行バスの中で、
「友よ〜この先もずっと・・・」を聴いている。
そして、今日も相変わらず言葉を残している。