就活が始まり、ことごとく負けが続く。
敗戦につぐ敗戦。
決して頭が良い大学とも言えない
尚且つ日本文学という専門性の高い上に、
社会は、日本文学のすばらしさを知らず、無視してくる。
希望を持ち、東京に向かう。
もちろん「くるり」の「東京」を聴きながらだ
数時間後にあっさり負けを確信し帰る
そんな俺を夕焼けは背中から抱きしめてくれる
背中に温もりを感じ、このまま溶けたいとも思う
帰り道は、持った希望は東京に忘れ
「ウルフルズ」の「笑えれば」を聴く。
この曲は大好きだ
曲の世界は、夕焼けも落ちた頃にしつこいぐらいに、「笑えれば」という言葉を投げてくる
暗い感情は、
「わかったよ、俺の負けだ」
と降伏を宣言し、すっかり笑っている