採卵の日です。
前日は興奮でちょっと寝つきが悪く、寝たのは正味4時間半くらいかしら。
朝6時に起きて準備。
忘れ物がないように、予め必要なものは全部カバンに詰めてありました。
・ 安静中に読む本
・ お腹が空いた時用のパン
・ ペットボトルのコーヒー
・ 事前に渡された顕微授精に関する資料
・ 顕微授精の同意書
・ 事前に振り込んだ顕微授精費用の振込用紙
7時過ぎ、まだベッドで眠気顔の主人に見送られて一人病院へ。
安静室には主人が待っている場所がなく、うちは凍結精子を使うので、今日は主人の出番が無いので。。
7時半にDLC着。
すでに看護士長さんやスタッフさん達がスタンバイ。
ホント、朝早くから夜遅くまで、仕事熱心な病院です。
まずトイレに行ってお小水。
その後すぐに内診で排卵していないかをチェックし、局所麻酔が行われました。
この時に内診された先生の顔を見ていないのですが、お声からO先生でないのだけは分かりました。
それから3階の安静室(やわらかいピンク色の綺麗なお部屋)に移動し、
鍵付きのロッカーも備えられたリクライニング・チェアのスペースに案内されました。
(全身麻酔する人にはベッド、局所麻酔する人はリクライニング・チェアみたい)
リクライニング・チェアの脇には雑誌や高級ひざ掛けもあり、ちょっとリッチな気分。
ロッカーに入っていた手術着に着替え、座って待つこと40分ほど。
8時20分に看護士さんに呼ばれ、安静室の向かいの手術室へ。
自動ドアが開くと、14~16畳くらいの薄暗い部屋。
真ん中に足を固定する器具のついたベッド(内診用のイスのベッド版みたいな)があり、
周りに色々な機械と多くのスタッフさんが待っていました。
「初めての採卵ですよね?」とスタッフさん。
「あ、はい、緊張してます」と答えたものの、実は割と落ち着いてました。
後で看護士さんにも「初めてなのに落ち着いてましたね」と言われちゃいました。
本番に強いタイプなのよねー。
そして、手術着をつけたO先生が「おはよう」と。
「おはようございます、よろしくお願いします」とご挨拶し、手術用のベッドに。
消毒され、いざ採卵開始。
最初は大したことなかったんですが、暫くしてものすごい痛みが!
骨に鉄の棒か何かを押し当ててゴリゴリとやられているような痛み。
正直、31年生きてきて、こんな痛い思いをしたのは初めてです。(号泣)
最初は余裕かましていた私も、思わず小さな声で「いたたたた」と漏らしてしまいました。
他人の前で「痛い」なんて言ったことこれまで無かったのに、我慢できない痛さ。
終いには、あまりの痛さに笑い出してしましましたよ。(^ ^;
「もう少しですよー」と看護士さんが腕に手を添えてくれたり、手を握ってくれたり、
O先生が「あとちょっとだからねー」と言ってくださるのに励まされ、
後半はだいぶ痛みが少なくなったのも手伝って、モニターを見る余裕も戻ってきました。
白黒の画面に映る卵胞に針と思われる影が近づき、キュウっと卵子を吸い込んでいきました。
なるほどー、こうやって採卵するのかぁと納得。
そして手術開始から15分くらい経ち、「終わりましたよ」と声をかけられ、
先生やスタッフさんに「有難うございました」を伝えてから、自力で安静室に戻りました。
安静室に戻って暫くすると、スタッフさんが紅茶とお菓子を持ってきてくれました。
昨夜から何も食べておらず、緊張していたこともあって、暖かい紅茶がすごく美味しかった~vv
1時間半くらいして、「結果が出たので5階へどうぞ」とスタッフさんからお声がかかったのですが、
着替えたりしていたらにわかにお腹が痛くなってしまい、もう暫く休ませてもらうことに。
その間に主人にメールし、病院に来てくれるようにお願いしました。
40分後、病院に来た主人と一緒に診察室へ。
「9個取れて、そのうち2個が変性卵だったから、7個を全部顕微授精するね」とO先生。
7個が多いか少ないかは人によって意見は様々でしょうけれど、私はとりあえず安心。
予定では、今日から2日目に病院に行って受精確認し、受精していたら3日目に移植です!
<この日のお会計>
採卵
培養
顕微授精
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304,500円 (保険適用なし)