初めて田園都市レディースクリニック(DLC)のドアを開いたのは、2009年1月。
結婚してもうすぐ4年という頃。
これまでずっと仕事中心の生活で、避妊している時期も長かったので不妊期間は6ヶ月。
初診から担当してくださっているO先生は、「まだ若いし不妊期間も短いのに?」と仰いましたが、
うちは姉も不妊で苦労した家系なので、検査だけでもと思い、通院を始めました。
一通りの検査を終え、さぁ治療方針を検討しようとしたその矢先、主人を突然重い病魔が襲いました。
放っておけば確実に命を失う病気です。
まさに晴天の霹靂。
あわててDLCに行き、O先生に状況を説明すると、
「うちでやったご主人の血液検査でも、異常値を示しているのがあって、気にしていたんだよね」と。
その後、主人は手術、更に数ヶ月もの入院生活を送りました。
病気が良くなる日が来るのか・・・。
元通りの生活に戻れる日が来るのか・・・。
それまで、当たり前のように口にしていた将来の話が、まったく出来なくなりました。
幸い、つらいつらい治療を経て、病状は良くなりました。
数年の間は、数ヶ月おきに検査を続ける経過観察期間ですが、とりあえず一安心。
治療が終わってから1ヶ月半後、私達はそのままDLCに向かいました。
治療を始める前に凍結してもらった精子で、顕微受精を行うためです。
(治療で使用した薬の副作用で、精子が元通りになるのに何年もかかるためです)
もしこれで上手く子供が授かっても、もしまた病気になったら?
そんな不安を抱きつつも、前進することを選んだ私達。
だって、そんなこと言ったって、いつまで待てばいいの?という話ですから。
体外受精は辛い治療です。
でも、それよりもずっとずっと辛い治療に主人は耐え、悲しい時期を私達は越えてきました。
きっと乗り越えてみせる!
明るい将来の話ができるようになってみせるぞー!!
そんな私達のチャレンジを書きとめていこうと思います。