『Honganji』観劇から早くも1週間。
名古屋公演もはねて、あとは東京を残すのみですね。
たった1週間なのに、すでに記憶があいまいで。。(^▽^;)
どこまで書けるかわかりませんが、感想書きます。
まちがい・勘違い満載&ちびっとネタバレ?ですが、それでもOKって方のみどぞ
▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲■□■□■□■□■□▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
1/23 大ちゃん解禁舞台『Honganji』
大阪前楽を観劇しました。
たった1回だったけど、私が受けた舞台全体の印象は
ジャパニーズ・ゴシック・スリラーです。 ←あくまで私の感覚ですから(^▽^;)
光と闇、逸脱と正統、そして人と怨霊、情と非常。
信長の戦いの歴史を縦軸に、そして怨霊となった平将門の思惑を横糸に、そこに関わる人々の葛藤が綴られてました。
将門の他にも、「イスラエルの失われた10支族」がらみの、ヘブライ語で歌う日本の童謡とかもあって歴史好き・オカルト好きにはタマラン舞台でした
開幕前。
劇場入ると、幕がなくて、中央の傾斜のある台の上に将門の首が鎮座してました。
んー。アメンバ様とお話してても、すっごく気になるσ(^_^;)
すっごく異質
でも、まだ客席と舞台上には一線が引かれてる感じでした。
始まってないから、当たり前っちゃ当たり前なんですけど。。。
でもね。気になるってことは、すでに物語の中に入ってく準備をさせられてたのかなって思います。
1幕目
子供の声でカゴメ歌が流れ、それが最後には歪んでフェイドアウト。
人形だったはずの将門の首が語り始めます。
てか、もうここで私は虜になっちゃいましたww
ブラックライトを上手く使ってあって、首の飛来と胴との合体がとってもスムーズ
将門の語りでグイグイ物語の中に引っ張り込まれるの
プロローグとして、闇との契約と、光と闇の対立の始まりが語られ、登場人物の紹介。
そして止まることなく物語の核へと話が進んでいきます。
しかも伏線満載
が、オープンで書くことにしたので、中身は割愛w
2幕目は視点がちょっとだけ変わりました。
狂言回し的な役割が、平将門とルイス・フロイスの二人になります。
あとね2幕目からは、ちょっとだけ宗教知識的なものがチラチラw
キリスト教の布教の裏側とか、キリスト教と浄土真宗の共通点的な物ね。
布教の裏側って、ヨーロッパの植民地支配に繋がってるんですが、これはフロイスさんと顕如の会話で推測できるとおもうんです。
まず、宣教師が布教し、その後軍隊を派遣して植民地にしちゃうってやつね。
だけど、浄土真宗との共通点ってあんまりピンと来ないんじゃないかなぁって思いました。
この部分は流してもいいと思うんですけど、なんか気になったwww
そしてそして、ヘブライ語で歌われる「カゴメ歌」
あー、オープニングがここにつながるんだとか思いました。
ヘブライ語でも意味が解るって言うの「君が代」「カゴメ歌」「さくらさくら」あとなんだっけ。
ついでにカゴメの意匠はダビデの星ですよね。
本筋と関係ない所でもニヤってさせられる事が沢山ありました☆彡
うーん、中世っていう時代、怨霊、そして古代ユダヤや西洋との共通項。
そんなのでゴシック・スリラーって思ったのかな?
物語で一番残ったもの。
それは、いかに非常に徹しようとしても、人は情は捨てられないだなって事。かな?
信長も、雑賀衆の孫一・小雀・梟も、そして蘭丸や秀吉、光秀もみんな。
特に傭兵集団である雑賀衆は、セリフでも「情をすてろ」なんてのがあるけど。。。
でも人間簡単に情は捨てられないですよね。
家族や仲間に対する情は、捨てようとしても捨てられない。
情があるから憎しみも生まれるし、赦しも生まれるんだと思います。
情によって葛藤し、情によって裏切り、情によって死んでいく。
そんな中世の世で、浄土真宗が多くに信仰されたのは
一つは悪人正機の教えがあったからかななんて思ったり。
悪人正機は、悪いことしてもOKなんて誤解されることがあるけど、違うんですよね。
悪人=一般の人(悩みを抱えてる人)って言えばいいのかな?
だからこそ、顕如は石山本願寺を明け渡したんだと思います。
信長に石山本願寺を明け渡すこと、それによって多くの人を救うと共に、信長自身も救えるって思ったのかなぁなんてね。
私にとって信長は、戦国武将の中で一番好きな武将なんですが、
権謀術数・裏切りと殺戮に明け暮れた人物としての側面と、
信長自身があえて見ないようにしてきた人としての心。
そこに気づいたときに、初めて自分が抱えた葛藤に向き合ったんだなぁって。
それが最後の最期って言うのがね。切ない(´;ω;`)ウゥゥ
そして、それを初めから知ってたのは顕如で。
49歳で部下の裏切りで討ち死にしたとしても、
ラストの顕如の言葉で救われたのかなぁって思いました。
人間信長も、カッコイイなって思いました。
もう一人、個人的に親近感がある明智光秀。
史実では信長を裏切った過程があんまり見えないですよね。
虐げられてたとか、色々憶測はあるけど確証がない。
でもそこを上手くお話に盛り込んであって、ほほぉって思いました。
史実にフィクションが上手く挿入されてて、すごくまとまりのある
且つ、スピード感のある舞台でした。
約3時間がとっても短かったです(≧▽≦)
さて、プロジェクションマッピング。
私結構否定的なんですが(^▽^;)
今回は文句なしでした
めっちゃすごい
雰囲気壊してない
かえっていい感じになってた。
一つは水墨画や日本画っぽい絵、そして火とかのイメージかな?でまとめてあった事。
それを屏風に映し出してたのが、絵巻物を見ている感じになったんです。私。
そして、これは雑賀衆の登場前の使い方なんですけど、吊り物の林と、プロジェクションマッピングでの木々の揺れや、林の中を駆け抜ける疾走感がすごかった
あとね ←wwww
信長が敦盛を謡いながら登場するシーン。
下半身の影のみを映し出してたんですが、巨大なのw
でもそれが信長の禍々しさや、破壊者としての姿を表現してて、鳥肌立ちました。
なんか纏まんないですが、臨場感・スケールともにすごい舞台です
史実・フィクション、そしてオカルトw(日本三大怨霊とか、ヘブライ語と日本語とかね)
色んな視点から楽しめる舞台でした
もし、東京公演で迷ってる方がいたら、ぜひぜひってお薦めしたいです
東京は諦めたけど、やっぱりもう1回観たい
DVD化よろしくお願いします<(_ _)>
それでは、ここまで読んでくださってありがとうございました。
次は、大ちゃんとキャストさん達の感想。
頑張ろう
何時になるやらwww
名古屋公演もはねて、あとは東京を残すのみですね。
たった1週間なのに、すでに記憶があいまいで。。(^▽^;)
どこまで書けるかわかりませんが、感想書きます。
まちがい・勘違い満載&ちびっとネタバレ?ですが、それでもOKって方のみどぞ

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲■□■□■□■□■□▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
1/23 大ちゃん解禁舞台『Honganji』
大阪前楽を観劇しました。
たった1回だったけど、私が受けた舞台全体の印象は
ジャパニーズ・ゴシック・スリラーです。 ←あくまで私の感覚ですから(^▽^;)
光と闇、逸脱と正統、そして人と怨霊、情と非常。
信長の戦いの歴史を縦軸に、そして怨霊となった平将門の思惑を横糸に、そこに関わる人々の葛藤が綴られてました。
将門の他にも、「イスラエルの失われた10支族」がらみの、ヘブライ語で歌う日本の童謡とかもあって歴史好き・オカルト好きにはタマラン舞台でした

開幕前。
劇場入ると、幕がなくて、中央の傾斜のある台の上に将門の首が鎮座してました。
んー。アメンバ様とお話してても、すっごく気になるσ(^_^;)
すっごく異質

でも、まだ客席と舞台上には一線が引かれてる感じでした。
始まってないから、当たり前っちゃ当たり前なんですけど。。。
でもね。気になるってことは、すでに物語の中に入ってく準備をさせられてたのかなって思います。
1幕目
子供の声でカゴメ歌が流れ、それが最後には歪んでフェイドアウト。
人形だったはずの将門の首が語り始めます。
てか、もうここで私は虜になっちゃいましたww
ブラックライトを上手く使ってあって、首の飛来と胴との合体がとってもスムーズ
将門の語りでグイグイ物語の中に引っ張り込まれるの
プロローグとして、闇との契約と、光と闇の対立の始まりが語られ、登場人物の紹介。
そして止まることなく物語の核へと話が進んでいきます。
しかも伏線満載

が、オープンで書くことにしたので、中身は割愛w
2幕目は視点がちょっとだけ変わりました。
狂言回し的な役割が、平将門とルイス・フロイスの二人になります。
あとね2幕目からは、ちょっとだけ宗教知識的なものがチラチラw
キリスト教の布教の裏側とか、キリスト教と浄土真宗の共通点的な物ね。
布教の裏側って、ヨーロッパの植民地支配に繋がってるんですが、これはフロイスさんと顕如の会話で推測できるとおもうんです。
まず、宣教師が布教し、その後軍隊を派遣して植民地にしちゃうってやつね。
だけど、浄土真宗との共通点ってあんまりピンと来ないんじゃないかなぁって思いました。
この部分は流してもいいと思うんですけど、なんか気になったwww
そしてそして、ヘブライ語で歌われる「カゴメ歌」
あー、オープニングがここにつながるんだとか思いました。
ヘブライ語でも意味が解るって言うの「君が代」「カゴメ歌」「さくらさくら」あとなんだっけ。
ついでにカゴメの意匠はダビデの星ですよね。
本筋と関係ない所でもニヤってさせられる事が沢山ありました☆彡
うーん、中世っていう時代、怨霊、そして古代ユダヤや西洋との共通項。
そんなのでゴシック・スリラーって思ったのかな?
物語で一番残ったもの。
それは、いかに非常に徹しようとしても、人は情は捨てられないだなって事。かな?
信長も、雑賀衆の孫一・小雀・梟も、そして蘭丸や秀吉、光秀もみんな。
特に傭兵集団である雑賀衆は、セリフでも「情をすてろ」なんてのがあるけど。。。
でも人間簡単に情は捨てられないですよね。
家族や仲間に対する情は、捨てようとしても捨てられない。
情があるから憎しみも生まれるし、赦しも生まれるんだと思います。
情によって葛藤し、情によって裏切り、情によって死んでいく。
そんな中世の世で、浄土真宗が多くに信仰されたのは
一つは悪人正機の教えがあったからかななんて思ったり。
悪人正機は、悪いことしてもOKなんて誤解されることがあるけど、違うんですよね。
悪人=一般の人(悩みを抱えてる人)って言えばいいのかな?
だからこそ、顕如は石山本願寺を明け渡したんだと思います。
信長に石山本願寺を明け渡すこと、それによって多くの人を救うと共に、信長自身も救えるって思ったのかなぁなんてね。
私にとって信長は、戦国武将の中で一番好きな武将なんですが、
権謀術数・裏切りと殺戮に明け暮れた人物としての側面と、
信長自身があえて見ないようにしてきた人としての心。
そこに気づいたときに、初めて自分が抱えた葛藤に向き合ったんだなぁって。
それが最後の最期って言うのがね。切ない(´;ω;`)ウゥゥ
そして、それを初めから知ってたのは顕如で。
49歳で部下の裏切りで討ち死にしたとしても、
ラストの顕如の言葉で救われたのかなぁって思いました。
人間信長も、カッコイイなって思いました。
もう一人、個人的に親近感がある明智光秀。
史実では信長を裏切った過程があんまり見えないですよね。
虐げられてたとか、色々憶測はあるけど確証がない。
でもそこを上手くお話に盛り込んであって、ほほぉって思いました。
史実にフィクションが上手く挿入されてて、すごくまとまりのある
且つ、スピード感のある舞台でした。
約3時間がとっても短かったです(≧▽≦)
さて、プロジェクションマッピング。
私結構否定的なんですが(^▽^;)
今回は文句なしでした

めっちゃすごい

雰囲気壊してない

かえっていい感じになってた。
一つは水墨画や日本画っぽい絵、そして火とかのイメージかな?でまとめてあった事。
それを屏風に映し出してたのが、絵巻物を見ている感じになったんです。私。
そして、これは雑賀衆の登場前の使い方なんですけど、吊り物の林と、プロジェクションマッピングでの木々の揺れや、林の中を駆け抜ける疾走感がすごかった

あとね ←wwww
信長が敦盛を謡いながら登場するシーン。
下半身の影のみを映し出してたんですが、巨大なのw
でもそれが信長の禍々しさや、破壊者としての姿を表現してて、鳥肌立ちました。
なんか纏まんないですが、臨場感・スケールともにすごい舞台です

史実・フィクション、そしてオカルトw(日本三大怨霊とか、ヘブライ語と日本語とかね)
色んな視点から楽しめる舞台でした

もし、東京公演で迷ってる方がいたら、ぜひぜひってお薦めしたいです

東京は諦めたけど、やっぱりもう1回観たい

DVD化よろしくお願いします<(_ _)>
それでは、ここまで読んでくださってありがとうございました。
次は、大ちゃんとキャストさん達の感想。
頑張ろう

何時になるやらwww