四小節の片想い 3688 2, 3/3 “ 胸のどこかが甘く痛くなる … ” | 十六小節の童話(ストーリー)

十六小節の童話(ストーリー)

思い出や日常のちょっとした事から色んな事を
心情・理想・願望・妄想 … etc. で構成・脚色して
エッセイ風・自由詩風に仕立ててみました。








  2, 3/3

  “ 胸のどこかが甘く痛くなる … ”








    どれほど   祈るように

    恋心[きもち] [つづ] ったでしょう

    切なさ色をした

    心に   ペンを走らせ


    吐息のその色

    混じり合い   もっと深くなる

    滴[しずく] の色にも似て …




    恋[いと] しさと知った感情

    心に敷き詰めた

    口唇[くちびる] から   ひらり

    吐息が   また落ちて …


    制服の下

    いつの間にか   あのひとに

    片想[こ] いしてる …














                 3, 1/2 へ続く …










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