“ 『お姉ちゃんの教え子』 ”
大学を卒業した僕は
自動車販売会社に
就職した。
そして
地元の隣り街にある
営業所に配属された。
ある日、
何気なく
営業所近くの
コンビニに入った。
コンビニと言っても
フランチャイズ店であり、
“○○酒店”の看板も
上がっていた。
商品を手に
レジへ…。
『あら、
あなた○○先生の講義、
取ってなかった…?』
ふと、
その女性店員を見ると
見憶えがあった。
大学の専門課程の講義で、
先生の助手を
していた女性だった。
彼女の実家が
この酒店だったのだ。
意外と、
世間は狭い事を
知った日だった。
その後、
『○○先生の教え子』じゃなく、
『お姉ちゃんの教え子』
として、
彼女の妹にまで
顔を憶えられてしまった。
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